些細なことでも
また何かあったの…そう云いながら、私の向かいで、心配そうにしているあなた…いつもみたいに、優しい眼差しが嬉しい…
いつも、上手く隠した心算でも、あなたの瞳は、見逃さない…小さな事でも、直ぐに気付いてくれる…時には、その優しさに、息苦しいさを感じてしまうけれど…でも、結局、今の私は、あなたの優しさ無ければ、生きていけない…依存なのかも知れないけれど、でも、些細なことでも気付いてくれるあなたが、そして、あなたのその優しさが大好き…
心の灯火
あなたの為に、ずっと一緒にいて、心を照らしていたい…あなたの心を暗くする全てから、守りたい…
あなたのその、淋しげな瞳が、悲しくて、心配で…
あなたには、笑顔しか似合わないから…私も、あなたの笑顔で、ずっと支えてくれたから、今度は、私があなたを、支えたいから…
開けないLINE
君からのLINE届いたのは、一ヶ月前のこと…其れからは、通知も来ない…
でも…どうしても、開けない…何となく、雰囲気感じているから…
君は、何時でも真っ直ぐで妥協なんてしないこと、知っているから…
あの日の、君の、強い眼差しが、今も明瞭浮かんでくる…
不完全な僕
自慢じゃないけど、自分で自慢出来るものはない…特別仕事が出来るわけでも無く、人望があるでも無く…軈て還暦近いのに、何一つ真艫に出来ない自分が残念で口惜しい…
会社を興して経営者の同級生や、大手企業で役職に就いている友人…万年平社員の自分が、惨め過ぎる…
不完全ですら成れない、鏡に写る自分の姿が…
香水
何故だろう…君とすれ違う度に、いい香りがする…香水とかは、多分、使っていそうにないのに…
ふわりと長い髪が揺れると甘く優しい香りが漂ってくる…シャンプーの所為なのか、判らないけれど…
言葉を交わす事も無いけれど、儚げな君の横顔と、この仄かな香りが、ずっと、僕の中に満ちていて…気が付くと、君の姿を追っているよ…