多田野一人

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7/20/2024, 1:48:11 PM

私の名前
私の家系は複雑で、父親は、認知されて居ない…謂わる世間で私生児と呼ばれている存在…ただ、愛人の子では無く、内縁の妻の子供…私の名前は、その祖父からつけられたらしい…
思春期の頃、父親からそう告げられ、自分は認知されないのに、孫のオマエには、祖父の直系通りして、今の名前を付けた…ことあるごとに、そう云われて、父親から殴られた…
だから、自分の名前が好きになれないし、嫌悪感さえある…祖父が付けた名前と云うだけで…死ぬまで続く此の名前、自分では、同仕様も無く…

7/19/2024, 2:49:46 PM

視線の先には
つい、君の姿を探してしまう…もう、ストーカーと云われても、仕方無い位に…あの日、偶々鍵を落として探していたところに、通り掛かったあなたは、直に一緒に探してくれたね…随時遅く迄、探してくれて、漸く見つけてくれて…何かお礼したくて、でも、君は、お互い様だからと云って、帰って行ったね…優しくて、さり気なくて…そんな君に、あっと言う間に、恋に落ちて…

7/18/2024, 2:39:24 PM

私だけ
優しすぎるあなたがイヤ…誰にでも親切で、さり気なく気遣い出来て、言葉も優しい…
本当は、私以外の誰かに、優しくして欲しくない…全て、私にだけ向けて欲しいから…
でも、あなたを好きになったのは、その、誰にでも優しいところ…
でも、知らない誰かが、勘違いして、あなたに恋してしまうのが、怖い…
奇跡の出逢いなのに、あなたが他の誰かと付き合うなんてイヤだから…

7/17/2024, 2:49:33 PM

遠い日の記憶
あれから、どうしていますか…
中学の頃、あなたと一緒に過ごしたあの日々…
クラスでは浮いていたけどあなたは、何時も優しく
沈みがちな私を
支えてくれたね…
今でも、逢いたいです…
寂しい夜、悲しい時
あなたの笑顔が欲しい…
突然のお別れで
どうする事も出来ない儘になってしまったけれど…
でも…もう一度逢いたい…

7/16/2024, 2:40:59 PM

空を見上げて
久しぶりに、夕焼けを見た
まだ、雨雲の残るその下に、眩しい夕陽が輝いている…その眩しい夕陽が、辺に漂う雲に、反射して、息を呑む美しさに、言葉を忘れた…ゆっくり沈んでゆく夕陽と、オレンジに輝く雲と、雲の切れ間に覗く青空
何気ない夕方の一コマだけれど、此の自然の織りなす美しさに、ちっぽけな自分の悩みが、少しだけ、可愛く思えた…

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