カラフル
今日は、5月1日…桜の季節が過ぎて、躑躅や皐月、藤や芍薬…色々な花が、彩とりどりに、咲いている…若葉も繁り、青空に映えている…
そんな花々と共に、紋白蝶や、てんとう虫や蜜蜂なんかが飛び廻り、一緒に、燕も飛び交っている…色々な生き物達が、長い冬を乗り越えて、活き活きと、命を謳歌している…そんな中で、胸いっぱいに吸い込む空気に、何となく嬉しい感じがしてくる…
楽園
楽園って、何処にあるんだろう…屹度、この地上の何処かにあるはず…
そう思い乍ら、ずっと探し続けてきた…けれど、却々見つからない…居心地よい場所、綺麗な景色、暖かい人達の住む処…それぞれに素適だけれど、何処かしっくり来ない…そして、辿り着いたのは、一番身近に居てくれる、あなたの隣…近すぎて、見えない何処にも無い楽園は、あなたの胸の中だったなんて…
風に乗って
風に吹かれて空を舞う蒲公英の綿毛…真っ白なふわふわなわた毛には、小さな種が付いて、舞い降りた場所で、新しい命を育んでゆく…
そんな事を、不図思い出したんだ…そして、近くの公園に行くと、沢山の蒲公英が咲いていて、黄色の花と、白いわた毛のまあるい姿、大きな緑の葉っぱ…それに、青空と気持ちいい春風…時折少し風が強いと、ふわりとわた毛が飛んでゆく…そんな姿を見ながら、わた毛に掴まって、一緒に、遠い知らない場所に、行ってみたい…そう思えてきた…
刹那
えっ…なんだろう…この感覚は…
それは、ある日突然に…
初めて、あなたとすれ違った時…
何か判らないけれど、何とも云えない感覚が…
すっと吸い寄せられる様な、でも、もっと前から探していた様な、失った何かに出逢えた様な…
其れから、無意識に、あなたの姿を探して…あの、初めて出逢えた瞬間、あなたから溢れる全てが、私が知らずに求めていたものだったと思う…
生きる意味
周りの親子や、子供達の笑顔、色々な人達のエピソード…皆んなそれぞれに、世界に一つしか無い生き方をしている…誰も同じ道は歩め無いし、真似もできない…奇跡的な出会いの積み重ねの連続で、今を生きている…
そんな、尊大な事を考え乍ら、でも、自分の存在の意味や、生きてる理由が掴め無い…グルグルと同じ道を逡巡しては、結局、何も解らない儘に、馬齢を重ねている…ソクラテスやカント、デカルトなんかを読んで見ても、どうにも判らない…屹度、そうして、気が付くと、いつの間にか、全てが過ぎてゆくのだろう…