多田野一人

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10/13/2023, 1:34:36 PM

子供のように
大人ってつまんないよな…あの頃は、大人が羨ましく思えた。自由で、好き勝手で、何でもできる…と思っていた…だけど、意外と窮屈で、面倒くさいと知った…鏡に写る疲れた顔に、苦笑いしてみる…何でもできる気がしたあの時間に戻れたなら…

10/12/2023, 1:47:46 PM

放課後
中学高校と、図書委員だったから、放課後は、ほぼほぼ図書館で過ごした…本棚に並ぶ日焼けした背表紙、埃を被ったあの独特の古本の匂い…静かなあの時間と空間が一日の内で一番の安らぎの時間だった…夕陽が差し込む窓硝子の向こうから聞こえる部活の掛け声や、夕風にガタガタ震える窓の音…そんな何気ない毎日が、遠い記憶と眼の前の景色と交互に現れる…

10/11/2023, 2:12:03 PM

カーテン
何時も通る道沿いに、一寸古い一軒家がある…2階建てで、広い庭があり、山茶花の生け垣で囲われている…何時もひっそりしているけれど、時々車が停まっているのを見掛ける…そして、2階の窓は、何時もカーテンが閉まっていて、だけど、少しだけ隙間がある…ある昼下がり、何時ものように、近くに差し掛かると、ピアノの音が洩れてきていた…思わず、目を向けると、何時も閉まっているカーテンが大きく開放されていて、ピアノと演奏している女性の後ろ姿が見えた…

10/10/2023, 2:01:34 PM

涙の理由
どうして…何だか急に泪が零れた…眼の前の君の後ろ姿、何時もの光景なのに…何時もの夕暮れ、何時もの並木道…並木道の向こうには、夕焼けが拡がっていて、君が少しづつ小さくなっていく…その傍らには、知らない影法師が寄り添っている…何時も、遠くから見つめるだけの私には、確かめる術も無く…

10/9/2023, 2:27:46 PM

ココロオドル
淡々と過ぎてゆく毎日…もうどのくらい続いているだろうか…味気なくて、彩の失われた日々を重ねて、ただただ時の移ろいに身を任せている…
そんなある日、適当に見ていたネット動画に、懐かしい人の姿があった。思わず続きに夢中になり、久しぶりに胸の高鳴りを感じた…それは、間違いなく君で、あの日からずっと気になっていた…君が、突然、何も言わずに姿を消したから…

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