夜明け前
期せずして早めに就寝した晩、
パッと目が覚め、時計を見ると4時。カーテンを開けてみる。まだ暗い。
夜明け前が一番暗いって、誰か言ってたな。
夜明け前の、闇。
ここまで生きてきて、こんな闇が何回かあった。そんな時、開けない夜はないと誰かが言ってくれた。
いや、自分でそう思い直して暮らしたのか。
今、夜明け前の闇にいるあなた、
開けない夜はない、そう思ってください。
この闇は、夜明け前だと思ってみて。
もう少しもう少し、待ってみて。きっと大丈夫。
夜明け前
待っていれば、必ず夜明けは来ます。
本気の恋
大好きで大好きで
恋ごがれて
このままずっと続くのを願う
本気なの
本当に本気なの
この先、人生破滅しても良いから
ずっと続いて欲しい
そんな気持ちになったこと有ります
でも、ずっとは続かなかった
恋は、生物
新鮮なうちが美味しいの
あぁ、わたしって
嫌なやつ!
カレンダー
秋めいてくると、来年のカレンダー探さないとと焦ってくる。家中に貼るから、そこそこの数。部屋によっては2〜3枚。
ネットでは、買わない。実物を見てみないとサイズ感がわからないから。
それに使い勝手も大切だし。
一つ、毎年届くカレンダーがある。下の方に会社の名前がデカデカと印刷されているものだ。長年世話になっている、整備工場のカレンダー。
数字が大きめ。暦や行事が印刷されている。メモ出来るスペースがあるのも良い。とにかく使い易い。
あのカレンダー、
肌寒くなってくるとポストに入っている。毎年届けてくれるのだ。
整備工場のカレンダー、
我が家の年越しアイテムなのだ。
喪失感
身近な人の死は
大なり小なりの喪失感を生みます。 歳を重ねるごと、然り。
ここのところ、立て続けに続きました。こんなわたしがと思うほどの喪失感。凹んでる、なんて言って済まなくなりました。
ならばと思い、面と向かって見つめることにしました。
見えてきたのは、
わたしを愛してくれた残像
わたしが愛した残像
でした。
もう、居ないのに
わたしの心の中に残ってる。
その残像が、思い出にかわるまで
待つことにしました。
世界に一つだけ
特別なそして大切な、
あなたの命
わたしの命
世界に一つだけ、だから
世界に一つだけ、と言って
互いに殺し合う
人間は、世界に一つだけ、が
わかっていない