朝子

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4/12/2026, 9:35:26 PM

電車の窓から見える
西の空が広い
かすれた白い雲は
様々な方向へ
きままに
しかし夕日に
集約されていく
遠くの空へと向かう
1本のひこうき雲が
すがすがしい

星や月や空の事
たずねられるから
よく見るようになった
オレンジ色の
沈む夕日は
ゆっくり瞼を閉じるように
山へと落ちて行った

4/12/2026, 12:05:09 AM

もし心の中の感情を
言葉にできないなら
ただ 我慢するしかない
そのうち怒りがたまり
手足をバタつかせるだろう

言葉遣いが上手な人は
相手の心に
同じような感情を
呼び覚ます言葉を知っている
たとえばパズルの一片が
ピタリとはまるように
今の私の心に
当てはまった

4/10/2026, 10:09:14 PM

桜の季節に旅に出ると
様々なソメイヨシノに出会う
少しの場所の違い
標高の高さの差
早くも葉桜のもの
先の方に蕾を残す
勢いのある桜

春爛漫の時期は短い
2026年の今
知らない場所で出会えた桜
枝先にまで花びらが
満ち満ちて
重たげにさえ見えるこの桜に
両手を伸ばす
捧げるかたちで

4/9/2026, 9:22:54 PM

誰よりも、ずっと
寂しがりや
である人
たとえば私は
真ん中より
寂しがり度が高い
くらいだが
誰よりもの人は
永遠に固まらない
モチの塊のようなもので
いろいろな所に
流れて行ってしまう

外側カピカピな私は
大人っぽいと
言われ続けて来たが
中身はモチなので
まったく
仲間はずれに弱かった

4/8/2026, 11:17:00 PM

これからも、ずっと

この畳の上で
私は産まれた
父が産婆さんを
自転車で迎えに行き
周りのささやかな祝福を
受けただろう私
教会の鐘が
カンカン鳴るわけでも
祝砲が聞こえる
わけでもなかったが

仏壇と神棚と
父の机の上のマリア様の写真が
私と母を
見守っていた

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