12/22/2025, 9:00:47 PM
春になると
書道展が
開催される
寺の回廊を
ゆっくり廻る
壁には様々な書
自然の光が
ライトがわり
青空に鳥の声
私達はもっともらしく
流れるような
草書の字を見る
12/21/2025, 6:56:45 PM
その人のことを
想いながら
ああでもない
こうでもない
書き損じの
便箋は増えていく
降り積もる想い
喪主の挨拶
花嫁から両親への
お礼のことば
産まれたばかりの
赤ちゃんの名前
12/20/2025, 7:57:10 PM
時の果ての
結ぶリボンの工房で
熟練の職人が
こう呟く
このリボンは
色あせて
所々千切れかけて
いるけれど
長さだけは
たっぷりある
私に任せておきなさい
可愛いお花に
出来るはずと
リボンはちょっと
泣き笑い
12/19/2025, 8:17:01 PM
傷を負った子には
何よりも
ねむりが必要だった
ねむる
ねむる
障子の内側で
何もせず
ねむって
食べて
また ねむる
手のひらの贈り物は
睡眠だった
12/19/2025, 2:55:32 AM
右足の薬指が
痛んで熱い
腫れて赤くなっている
肉体の片隅の
薬指の先
小指より薄い存在感
そこが
鋭い警報
神経のアラート
いつもおとなしいからといって
みくびらないでと
言っている
今は
心の片隅よりも
肉体の片隅の方の
機嫌をとっています