時計の針が重なって
そして離れる
1日のうちで
何度も何度も

時計の文字盤の
10と11の間の
目盛りのどこかで
私たちの平凡な
出会いもあった

今日は風が
カーテンをゆらす
新しいカーテンを掛けると
部屋が涼しくなった
気がした

僕と一緒に
歩こうと
緑道を渡る風が誘う

いつも
家を出て坂を下り
緑道に入ったところで
頭からあたたかい靄が
スッと抜ける

あの靄はなんだろうと
いつも思う

cloudy
真夏のカンカン照りで
干からびてカンカンだった
庭の土
昨日までの秋雨前線で
ふっくら　しっとり
小さな庭は水をふくむ
今日はcloudy

その一角に
スコップをサクリと入れる
雑草の根は太くて白い
栄養を蓄えきった根に
さよならをして
グランドカバーのタイムを植える
cloudyな日々
秋のcloudy

虹を駆けのぼって
行くのだという
心の浄らかな
ものたちは
虹の架け橋🌈

かさっとして
かるくかるくなる前に
しっぼの先まで
するりと抜け出して
虹のふもとに
駆け出して
行くんだきっと

既読がつかないメッセージ
これは　進歩？
新しい生存確認の