熱波砂漠を
横断する冒険者のように
互いに声を掛け合う
次のオアシス(スーパー)で
食料品を調達して
少し休んで行こう

年々　趣味の散歩が
難しくなる
遠くから
大嵐のウワサも
やって来た

昔のことを書く事は
過去に手紙を
届ける事に似ている

嫌なことが
何度も何度も
頭の中をめぐる

これをモチを突くように
つかんで放って
自分の思うように
形づくる

そこそこの鏡餅ができた
自分の心の中に据える
過去の自分にも
届いて……
と　願いながら

町でひとつの駅は
皆んなが使う駅
何度もここから出掛け
何度も帰って来た
誰も彼もが
しかるべき時に
ここから旅立った
姉も弟も同級生も
そして私も

卒論の調査をするため
ここに帰ってきた日
一緒にいた友人が
同級生のあの子がいるよ
駅の向こう側
友人は知らない私の気持ち

会わなかった現実の
あの日の景色と
会いたかったという夢見る
あの日の景色を
幾度もくり返す

いったい　
願い事というのは
一生のうちで何回までと
決まっているのか
いないのか

3回くらいまでか
真剣な願い事
気力も体力も使う

空恋
たしかに私達は
生まれた時から
君を見ている
ほとんどの人にとって
空は見上げると
うれしい存在
そのはず
時々
ソラ　コーイ
と　自分のために呼ぶ
特別な願い事

今日はロマンチックな日
夜空の星が見たいなと