毎晩絵本を読む習慣
子への読み聞かせだった
ひとり3冊ずつ
好きな本を
かわりばんこに

子はよく知っている
母は字を読むのが好きだ
たとえ絵本でも
かまわないのだと

布団の中で
くっつきくっつき読むが
今日は眠気が限界
最後のおしまいの声も
夢の中に落ちていく

小さな子には
小さな愛が必要
小さな愛は
多ければ多いほど
良い
いろいろな人がいれば
もっと良い

朝から晩まで
四方八方から
シャワーのように
ミストのように

今日の空
雨があがったかと思うと
また　ザッと激しい雨
暗くなった後
徐々に明るくなる西側
空はこんなにも
移り変わる

誰のものでもない空
それを忘れて
文句を言いすぎた？
激しすぎる雨
熱帯的な気温
少々
イラついてるか空

物心ついた時には
体が弱いということに
なっていた
体質かもしれない
母も娘も子供の頃
そうだから

朝礼で　しょっちゅう
気分が悪くなり
乗り物酔いもひどい
おかげで
子供の頃の夢は
ホソボソとしたものだ

バス旅行で
前の席にかえてもらい
眼を閉じて
じっとしてる
元気で着くことを
願いながら

中学に入ると
びっくりするほど
元気になった
でも　周りはもう
キラキラした夢を語らない

どこにも行かないで
と言ったら
どこにも行かないよ
と言って欲しい

でもずっと黙って
そこに居られたら困る
お腹も空くし
トイレにも
行きたくなる