6/16/2025, 9:50:47 PM
時々
鳥や植物に
詳しい人がいる
道を歩いていて
目に入る鳥の名前を
言えるのは
いいなと思う
その人の頭の中には
鳥の鳴き声
色や大きさ
季節や場所の
情報が記憶されていて
まるで地図で探索するかのように
1羽の鳥の名前に
行き着くのではないか
好きな事には
どんどん詳しくなる
頭の中の記憶の地図も
どんどん鮮明になる
6/16/2025, 12:54:06 AM
梅雨に入って
くもり空
エアコンも扇風機も
強すぎる日は
うちわを持ち出す
少しの風が
心地よい
さっきは
氷を入れた飲み物
今度は
マグカップに
ホットカフェオレ
暑さと寒さが
拮抗した1本の線
が見えて
自分の身体の恒常性を
考えながら
夜がふける
6/15/2025, 1:24:09 AM
もしも君が
転んでしまったら
タオルや絆創膏
消毒薬
お腹が空いたら
白い柔らかい
おせんべいと
水筒にお茶
もしものために
マザーズバックは
とりあえずの君の全てを
持ち運ぶ
重いでしょうと言われる
重くない
動き回る君を
抱いている母は
どこかの部品が
変わってた
6/13/2025, 9:39:06 PM
もともとは
君だけのメロディ
詩が先か
メロディが先か
それは
わからないけれど
日毎に増える
再生回数
この世の物は
分かち合えば
減るのが道理
歌はいいね
分かち合えば合うほど
ヨロコビが
ふえる
6/12/2025, 9:39:32 PM
義理チョコに
想いをたくすとか
I love youの
模様の入った便箋を
さりげなく使うとか
まわりくどすぎて
伝わらない
一生分の勇気を出したら
うまくいくにしろ
いかないにしろ
勇気はどんどん
湧いて来る
まるで
目の前の箱に登り
体に風を感じる気分