3/30/2025, 5:25:32 AM
赤ちゃんは昼間
兄弟の笑い声や
テレビの音に負けぬよう
精いっぱい泣く
赤ん坊にも
存在意義があるところを
示さなければならない
と ばかりに
夜 赤ちゃんは
暗い清らかな家の中
しみじみ泣いている
上を向いて
天に向けて
自分の不自由さを
嘆きながら
涙をこぼす
3/28/2025, 10:58:27 PM
小さな幸せを感じるのは
冬の間は
温かい湯船
温かいお布団
ネコはいつも知っている
安全で温かく
出入自由な場所
くーくーいいながら
布団の中に潜りこむ
私の右腕を枕に
足を投げだして
冬の間中
3日前から
気温の変化
ネコはちょっと暑いようだ
布団の上で
シャラリと顔を洗う
私の小さな幸せが
ひとつ減った
春になって
3/28/2025, 12:24:21 AM
春爛漫には
少し早い
木々は鎧のような
枝の先に
小鳥のくちばし似のふくらみを
いつのまにか揃え
今にも赤や緑の芽を
差し出しそうだ
3/27/2025, 12:43:13 AM
子供たちが使っていた
蜜蝋クレヨン
1本どこかにいって
七色になった
花蜜と蜂から生まれる
蜂の巣の材料の蜜蝋は
爽やかな香り
ハナバチの羽ばたき
今でも家のどこかで
なくしたクレヨンは
香りを放っているのか
生き生きと
3/26/2025, 1:01:47 AM
母は歳をとるだび
記憶の川を遡る
子の私に
13歳の頃のことを話す
姉と2人で汽車に
乗って疎開して
チッキで送った荷物は
爆撃にあって
そかい?
ばくげき?
遠い歴史の言葉は
母の中で
今も息づく