2/16/2025, 2:54:56 PM
この世には
働くことが
大好きな人がいる
もうこれ以上働くと
体を痛めると
時間よ止まれと
動くことをやめさせる
すると
彼はスローモーションのように
まるで残像のように
ゆっくり
働き続ける
2/15/2025, 2:22:02 PM
奈良公園の近くで
働いていた時
鹿がいるのは
当たり前だった
鹿はいろいろな所にいる
水の少ない川
民家の庭
秋のある日
キャーという叫び声
実は
庭に入り込んだオス鹿の
メスを呼ぶ鳴き声だった
それから時々
君の声が聞こえる
私ももう驚かない
鹿の世界も大変なのか
なんだか寂しそうだ
2/14/2025, 2:17:51 PM
私のまわりは
日々ありがとうが
ポンポン生まれる
レジ打ちの店員さんにも
カフェのお姉さんにも
ママ友のプレゼントにも
この街では
お礼はこれだけで良さそうだ
気楽な
ありがとー
2/13/2025, 1:29:05 PM
携帯もLINEもない時代
好意をそっと伝えたい
と思うと
手紙という手段があった
そっと伝えたいと
思うくらいだから
なかなか手紙を
書いて渡すという
ところまではいかない
それでも
女の子たちは
キャラクターの封筒や
可憐な星や花の便箋を
胸に抱く
今でも
元女子達は
麗しい封筒便箋を
どこからか
見つけてくるのだ
2/12/2025, 12:28:12 PM
過去の記憶は
わたしの大脳皮質に
現在の記憶は
いったん海馬へ
きっと大部分は
タンスのこやしのように
使われないまま
仕舞い込まれている
では 未来の記憶は?
脳の中のゴミに
じゃまされながらも
楽しい記憶を
とどめていたい