キャッチセールスという人が
昔はいた
今でもいるのかな
わからないけれど
声をかけられて
とても高い化粧品を
買ったことがある
1回で懲りて
もう声をかけられても
手を振って断わっていた
田舎から友達が来て
本通りをブラブラ歩く
案の定 キャッチセールスが来る
友達は話しかけられて
素直に答えている
まずい
私は彼女と手を繋いで
すばやく歩き出した
彼女はもみじのような
小さな手で
私は 守らなければと
ついつい思ったのだ
お世話になった友達と
会う時などは
いろいろな思いが
出てくるのである
この前お世話になったから
言葉を尽くしてお礼が言いたい
今度何か渡したいけど
何がいいんだろう
でも あまり大げさでも
気を使うだろうし
このカフェなんか混んできたけど
ここじゃないほうがよかったかな
ガヤガヤしてて 話ができないかも
この前はいい感じだったのに
もうひとつだったかも
いろいろ考えてても
いざ 会ってみると
彼女のペースに巻き込まれ
ありがとう、ごめんね
くらいしか言えないとは
部屋の片隅で
ストレッチをやりたいと
思いつく
部屋の角
直角になった壁に
手を押し付けて
頭を下げ
片足を後ろで突っぱる
万能ストレッチの
イメージはできた
しかし
リビングをくるりと
見回すと
かんじんの四隅に
テレビや棚や
キャットタワーが
きっちり置かれている
案外
何もない隅っこを探すのは
難しい
スーパーの店員さんの
エプロンが気になる
背中で結んだヒモが
縦になったり
斜めになったり
見えない背中のヒモは
手が逆さまで
結びづらいのだ
急いでいると
縦結びになりがち
ゆるく ほどけそうになったヒモを
ついつい直してあげたくなる
眠れないほど 寒い日は
布団をこたつにくっつけて
足先を少しだけ入れている
外は雪がなく
でも キーンと寒い
ストーブを消すと
内も外も変わらない
電気のない昔は
きっと今より寒かったろう
そう思うと
こたつに足先を
ちょっぴり入れるのは
ずいぶん贅沢な使い方