【こんな夢を見た】
先日、不思議な夢を見た。拙く長い言葉ではあるが、語らせてもらいたい。
夢はホラーゲームの世界で、私はビルの中で子を捕まえる敵だった。逃げ惑う子供達を、仲間と共に捕まえるだけの仕事。
ゲームも終盤、生き残った子供達は脱出しようとビルの入り口に集まるだろうと思い、入口へ向かうことにした。
辿り着くとそこには誰もいなかった。違和感を感じて振り返ろうとしたその時、発砲音がした。
突如視界が真っ白になり、気づいたら自分は倒れていた。
自分が撃たれたと気づくまで、時間はそうかからなかった。
弾丸は左の耳の上から、頭を横一直線に貫こうとして右の耳の真上で止まった。鈍い重さを感じる。痛みは不思議となくて、目の奥にじわっとしたなんともいえぬ幸福感が込み上げる。今まで生きてきた何よりも気持ちよかった。傷口を下にして倒れたからか、頭から何かが抜け出ていくような感覚が続く。出血が酷いのだろう。誰が撃ったのか、どこから撃たれたのか、何もわからないがそんなのはもうどうでもいい。真っ白な世界の中で3分ほど、そんな取り止めのないことを考えていた。
目が覚めて、しばらくは呆然としていた。あまりにリアルすぎる夢。少なくとも今生きている時点で、こんな経験はしたことがないはず。怖いとか、痛いとか、綺麗とか、そんなことは置いておいて、ただ一つの疑問だけが残った。
「私はどこかで撃たれたことがあるのか?」
【タイムマシーン】
博士はタイムマシーンを作った。
正確には、使用者の記憶から過去の映像を再現したり、未来を予測する機械なのだが。それでも、多くの人から称賛され、やがてそれは親しまれた。
そして、博士は誰よりもタイムマシーンを使用した。
「わしのお気に入りは、タイムマシーンが出来る前の記憶じゃ。人生で一番大きな目標だったからの。まだ夢を追いかけたいのじゃ。」
タイムマシーンの使い方は、人それぞれだ。
【特別な夜】
別に何かの記念日じゃないし、
いいことがあったわけでもない。
珍しいことがあったのかと聞かれたらそうではないし、
つまらない一日だったかと言われたら、それもまた違う。
でも、なんとなーく疲れてたから、
寝る前にココアを入れてみた。
今日は「お疲れココア記念日」だ。
【海の底】
あるところに、船乗りと恋をする人魚がいました。
彼女は船乗りと、瓶を使った文通をしていたのです。
ある日、彼女は重りと手紙が入った瓶がいつもの場所に落ちているのを発見しました。
「来週は七夕だよ。星を見る日なんだ。あいにく今年は天気が悪そうだけど、来年晴れたら君と一緒に星を見たいなぁ 船乗りより」
手紙を読んだ人魚は、急いで手紙を書いて、空気と一緒に瓶に入れて海面へ送りました。
「あら、海の底でも星が見えるのよ。小魚やクラゲがキラキラ光って綺麗なの!ダイビングスーツを持ってきてくださらない?今年は本物の天の川を一緒に見ましょう!」
【君に会いたくて】
夢を見た。
子供の頃の幼馴染と、公園で遊ぶ夢。
あの頃は今みたいに暑くなかったから、皆んなでかくれんぼをよくしていた。
茂みに隠れて縮こまっていると、遠くから君の声がする。
「もーういーいかあーい?」
返事をする直前で目が覚めた。
なんだか酷く懐かしくなってしまったな。
携帯を持つより前に引っ越して、今ではどこにいるかわからないけど。なんだか酷く懐かしくなってしまったな。