言葉にならないもの
あまり喋らない父親と
要領を得ない会話を繰り広げてた母
そんな二人を見て育ってミックスされて
今は別にお喋りじゃないけど
話したい事の軸は定まった大人になったよ
意識してんだかしてないんだか
話す事の内容にも慎重になってるんだ
話すペースが一緒の人が好きって
最近ようやく気が付いたよ
〝よく話す〟より信条が
大事に思えてきた
やさしさなんて
きみは周りの若い女性から『癒やし系』なんて
言われてたのを直接見たけど
私はそうとは思わなかった。
きみは「◯◯さんは挨拶してくれるけど◯◯さんは〜…」なんて言われてて人柄の良さを同性からも好かれてたけれど
私の目には裏階段を積極的に使ってて
人前に出る事を避ける様な所があると思ってた。
一緒にボーリングに行った時の球の投げ方は
力任せで点数をどれだけ多く稼ぐかのみの
楽しみ方に見えた。
そして投げ終わると必ず人目を気にしてた。
私の目には君が人と立ち話する姿は
孤独を恐れてる様に見えた。
一生懸命に見えた。
だから好きだったのかな?
君はよっぽど歳上で人望に厚くいつもニコニコ。
私とは全然違うのに
遠い存在に思えなかった。
またねと言って別れるけれど
次の約束は取り付けない
会話中この日に何処どこ行こうって話したのに
忘れてる… …
会話の内容ほっとんど忘れられてる
聞けば何かをやった記憶は残ってるみたいだから
体験を通して私を認知しているのか
君の記憶に残るには会話より
何より仕草、体験
私の何かをする全ての印象が
眼に焼き付けばいいのか
虹のはじまりを探して
草原の中で
遠くの方に虹が見えたから
近づいて行ったら
見えなくなった
(写真におさめたかったのに…)
遠くから俯瞰して見た方がいい景色っていっぱいある
近づいたりカメラを向けると思ってたのと違うってなっちゃう
不思議〜
その場に居て肉眼で見たのが私の知る世界だった
もしも過去へと行けるなら
「あ、でもカノジョはいないよ」
口走った、嬉しそうな顔をこちらに向けて。
カノジョも何も…キミ
テンションの上がった、恍惚とした目や
テンションの上がった、キミの言葉を
聞けて良かった
家族を愛するきみの心を聞けて良かった
キミには触れられないけど
キミの心を沢山見られて嬉しかった
嬉しかった…