5年くらい前のこと
Ring Ring...
携帯の着信音がなっている。
非通知。怖かったが暇だったので出てみた。
出てみると音楽が流れ始めた。
どこかで聴いたことがあるようなないような音楽だ。
歌詞はなくメロディーだけが1分弱流れていた。
その音楽が終わると同時に電話が切られた。
何だったんだろう。
そう考えていると玄関のチャイムがなった。
そういえばAmazonで注文した物のお届け日が今日だった
気もしなくもない。
何を頼んだんだっけ。もうすっかり忘れてしまった。
とりあえず商品を受け取った。
商品を開けてみると文字がかかれた紙が入っていた。
当時は怖かったが今となっては感謝している。
なぜならこれが私の夢だったSSWになれたきっかけだから。
追い風と向かい風。
人生ではほとんど向かい風が吹くことが多い。
追い風なんか滅多に来ない。
そんな滅多に来ない追い風を待っていても何も変わらない。
変わりたいなら自分からチャレンジして追い風を
吹かせるしかない。
とか言ってた恩師が死んだ。
人生を変えるために会社をやめて借金をして会社を
立ち上げたらしいがうまくいかなかったらしい。
そのせいで奥さんにも見放され娘さんにも呆れられて
絶縁されたらしい。そのあと自殺をしたと聞いた。
やっぱり急に何かを変えるのなんか無理だ。
あと自分を変えたいなら自分の意思はもちろんだが
周りの人の助力も大切なんだなと改めて実感した。
最期まで恩師からはたくさんのことを学べた。
俺も今まで学んだことを活かしたらニートから
卒業できるかな。
君と一緒にいろんな所に行きたい。
海でも川でも山でもどこでもいい。
君と2人でたくさん思い出を作りたい。
私は母親が急に亡くなったことで当たり前だった日々は
簡単に崩れると知った。
だからこれから後悔しないためにも君とたくさん
思い出を作りたい。
昨日まで降っていた雪が嘘のように今日は晴れている。
空から降り注ぐ太陽の光で積もった雪が溶かされる。
屋根の上に積もった雪も道を覆うように積もった雪も
全てが等しく平等に溶かされてゆく。
公園に降り積もった雪もどんどん溶けている。
その一つの誰かが作った雪だるまも。
幸せとは
星が降る夜と弦しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった
雨に傘を差せる事だ
──瞬き─back number──