8 ✿.*・逆光✿.*・
あなたにピントを合わせてシャッターをきる。
バシャ
いつからか忘れたが、放課後こうして写真を撮るようになった。
『君に協力してほしいことがある』
『写真とか興味ない?』
きみは『私にお手伝い出来ることがあればなんでも』
と快く受け入れてくれた。
写真が撮り終わり、帰る準備をしているとき
彼女は一緒に帰らない?
そう誘ってくれた。
いつもと一緒のはずなのに、なぜかどきどきして
彼女が輝いて見えた。
いつの間に僕は恋に落ちていたのだろうか。
7 ✿.*・こんな夢を見た✿.*・
いつも通り話しかけるのにまるで私が見えてないかのように他の友達と話してた。声が小さかったかなと思って、もう少し近づいて『ねぇねぇ、昨日さー、』ってさっきより大きい声で話しかけたつもりなのに、何かがおかしい。咄嗟にそう思った。
、、、もしかして私みんなから見えてない、? それから何回か話しかけたけどやっぱり私の声は届かなかった。
授業が始まるからといって、みんなそれぞれ席につく。『わ!ぶつかる!!』怖くなって目を瞑っても、なんの衝撃も無かった。おかしい。
先生が教室に入ってきてホームルームが始まる。
いつも笑顔なのに今日は何故か真剣な顔だった。
「みなさんに悲しいお知らせがあります。昨夜紫苑さんが事故でお亡くなりになりました。」
クラスの大半が涙を流し、急なことでみんなかたまっていた。誰より私が1番びっくりした。『ああ、わたし死んじゃったんだ』だから何回話しかけても気づいてくれなかったんだ。
それからのことは何も覚えていない。気づいたらベットの上。
そんな夢をみた。
6 ✿.*・タイムマシーン✿.*・
タイムマシーンに乗って君に
逢いにいけたら
どれほど幸せだったんだろう。
5 ✿.*・特別な夜✿.*・
好きだけど、特別な関係には
なりたくないの。
友達以上恋人未満がいい。
4 ✿.*海の底✿.*
海の底は深くて、冷たくて
苦しい。
もがき苦しんで
光の方へ
助けを求めるけど
だれも僕に気づいてくれなかった