8 ✿.*・逆光✿.*・
あなたにピントを合わせてシャッターをきる。
バシャ
いつからか忘れたが、放課後こうして写真を撮るようになった。
『君に協力してほしいことがある』
『写真とか興味ない?』
きみは『私にお手伝い出来ることがあればなんでも』
と快く受け入れてくれた。
写真が撮り終わり、帰る準備をしているとき
彼女は一緒に帰らない?
そう誘ってくれた。
いつもと一緒のはずなのに、なぜかどきどきして
彼女が輝いて見えた。
いつの間に僕は恋に落ちていたのだろうか。
1/24/2024, 11:04:15 PM