折り目のない1000円も濡れてくしゃくしゃの1000円も価値は一緒。どんな選択をした世界でも、あなたの価値は変わらない。
題『パラレルワールド』
何の変哲もない日常が変化するような淡い期待をする。サイコロやトランプの数字が一致しているような特別感を感じる。実際には何も変わらない。それでも重い瞼(まぶた)を閉じたまま身体を起こす。
また今日が始まる。
題『時計の針が重なって』
顔を向けて相槌を打つ。読んでいた本を閉じる。君は横を向いていて片側の手は小刻みに震えている。僕はソファーに腰掛け、話が始まるまでテレビに目を向ける。その間、特に何も考えていない。
今日はそれ以上、話がなかった。
「それじゃ、また明日ね。一緒にいて楽しかったよ」
玄関で君に伝えるのは感謝の言葉。僕はいつも言葉にしないことは伝わらないと思っている。だから正直に伝える。嬉しかったことや不満だったこと。表面上だけ取り繕うことも出来るけど、時にはハッキリ伝える。無理に会話をしなくても居心地がいいからさ。そんなに緊張しないでいいよ。
「僕と一緒に…」
結局その先の言葉が話されることはなかった。何年先でも待ってるから、気が向いたら話してね。
題『僕と一緒に』
晴れでもなく雨でもない。かつて揺れ動いていた振り子時計が止まってしまったような。それなら休憩しようか。コーヒー豆をミルで削って香りを楽しむ。サンドイッチを片手に、状況の変化をのんびり待つとしよう。そうしてエネルギーを蓄えたら、また走りだそう。人生は短いけどcloudyを楽しむ余裕くらいはある
題『cloudy』
昨日は映画【8番出口】を観てきた。原作との違いに驚きつつも「物語にしたらこんな感じなんだ」と感心して面白かった。翌日の朝には虹の架け橋が浮かびあがっていた。今日は良いことありそう♪
次の日の朝も空に虹がかかっていた。おや?と思いつつも身支度をする。「おはよう、今日は虹が出てたよ」コーヒーを飲む母がテレビを見ながら話してきた。ちょうど占いコーナーをしており私は8位だった。なんとも微妙な順位だ。
次の日の朝も空に虹がかかっていた。おや?と思いつつも身支度をする。「おはよう、今日は虹が出てたよ」コーヒーを飲む母がテレビを見ながら話してきた。ちょうど占いコーナーをしており私は8位だった。
朝になり目が覚めると、即座にカーテンを開けて空を見上げる。今日もまた虹が出ていた。「おはよう、今日は虹が出てたよ」コーヒーを飲む母がテレビを見ながら話してきた。ちょうど占いコーナーをしており私は8位だった。
いつになったら虹の向こう側に行けるのだろうか。
今日の私の順位は8位だった。
題『虹の架け橋🌈』