3/24/2023, 3:21:13 AM
子守唄
独りきりの夜
寂しさに抱かれて居たね…
苦しくて… 辛くて…
弧に染まる闇
淋しさに縛られて居たね…
切れなく… 傷みで…
「もう大丈夫… 傍に居るから…」
冷たい躯
抱き締めてあげる
震える躯
癒して離さないよ
だから
安心して 深く…
眠りに堕ちなさい…
繋いだ
手は絡み 強く…
離しはしないから…
独りじゃ無いから…
3/22/2023, 10:09:39 AM
Re^ves sombres
何も無く
探し続けては
壊れ始めた・・・
孤を纏い
彷徨い歩いて
失い始めた・・・
見据えた夢の夢
儚い程に愛しく
切り裂く光の闇
脆い程に美しく
哀しみの音だけが
鳴り響いた・・・
廃に散り逝く器
刹那が優しくて
創られし存在は
仮初めとの共存
もう・・・
何も言わず
「私ガ 消エテモ 何モ・・・」
3/21/2023, 10:03:34 AM
狂思奇
創られた聲は
産聲上げ
存在を知らしめ
引き換えるは
時の鼓動
対価に捧げてく
分け与えた知
回路に埋め
駆け巡る記憶
劇的な醒脳
視る全ては
伝達される表裏
見極めて
映した形は
真偽を変換して
縁取る結
張り巡る
異空間の時
描く流れ
研ぎ澄ます
「異奇ナ思考・・・」
私の中で
「組ミ換エタ 先ハ・・・」
3/20/2023, 10:13:42 AM
聖礼夜
清みきる時
月が照らした
蒼白の光
闇雲が過ぎ
見え隠れした
冷たい光
見上げた天空に
白い息吹き
哀しげに映るは
風に吹かれ
聖なる一時
舞い上がる天使
光射す方へ
聖杯に注ぐ
朱い雫溢れては
器に絡んで
哀し笑みで
見つめた 天使は
優しい聲と
口付けて 泣いた
「聖ナル夜二想イ叶ヘ・・・」
3/19/2023, 10:03:32 AM
朱光
哀しげな香り
刹那に吹く風
何故か涙溢れ
纏う心地良く
天を見上げ 嗤った…
両手を拡げて
擦り抜けてく
優しく縁取る
揺られ美しく
地を求めて 謳った…
装飾した
朱の雫
彩られた
黒の涙
傷みさえも
苦しみさえも
儚ささえも
哀しみさえも
「瞬堕ノ 愛シササエ…」