Lia

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11/6/2022, 10:53:00 AM

時雨桜



時雨桜 宵の月
風に吹かれ
舞い上がれ

時雨桜 散り光
私と共に・・・

鮮やかに華咲かせ
美しく切なく

艶やかな白い華弁
魅せられ儚く

ひらり ひらり
散り堕ちて
一時の夢現は

はらり はらり
散り吹かれ
哀しみの桜華

又 逢える日迄・・・

時雨桜 宵の月
風に吹かれ
舞い上がれ

時雨桜 散り光
私と共に・・・

時雨桜 時定め
咲かる夢に
涙して魅て

時雨桜 凛の死
私も逝く・・・ 桜・・・

11/5/2022, 10:24:48 AM

瑠璃の光



深く 深い
瑠璃色の天空に
手を翳し哭いた…

遥か 遠く
煌めいた天空に
想い抱き締めた…

蒼い月の光
照らす導き
見守る月夜
捧げる夢想

迷わ無い様に
薄れ無い様に

か弱き声を響かす為…

深く 深い
瑠璃色の天空に
手を翳し見つめ…

遥か 遠く
煌めいた天空に
想い抱き締めた…

瑠璃の破片を…

11/4/2022, 10:28:37 AM

Blut auf Glas



透き通る器
秤に掛け
朱雫流し 刻み廻り

虚像との残像…

孤高を纏い
裂いた聲
叶わぬ望み
哀しげな薄笑み

足跡が傷み
想い馳せ
届かぬ祈り
色褪せてく陽炎


「在ルベキ 其ノ願イ…」


透き通る器
秤に掛け
朱雫流し 刻み廻り

虚像との残像…


儚げに煌き
瞳に映し
瞼閉じて 描き彩り

虚像との幻像…


「静カニ破片ハ…」

11/3/2022, 10:03:20 AM

悠鎖



薄れ堕ちる太陽は
入れ換わる月嗤い
世の理謳う

天高く煌めき放つ
僅かに交差する光
時の悠久は


「魅セラレ 届カナイ」


伸ばす掌は哀しく
動けない躰切なく
抗う事の出来ない秩序・・・

赦されない時調べ
果てしなく廻るは
視据えた無力との存在・・・

私は何故
私は現在・・・

私は朽ち
私は否定・・・


「何時カラ・・・」

11/2/2022, 10:05:04 AM

Sommeil


届く筈も無い この想い
傷付く事を 恐れて
瞳に映る 愛しさは
頬を濡らす 雫に変わって…

触れた その指先強く
絡ませ そっと… 抱き締めて
泣き崩れて居た あの夜は
もう… 最後だと感じて…

天空の狭間から 見える
白い月に 願いを込めて
廻る時の中 ずっと…
傍に居たいのに…

何時の日か失った
夢を見続けて居た
僕は 又独りきりになり
闇を照らす 光に
手を差し延べ逝くよ…
そっと… 瞼を閉じながら…

最後に見た記憶
忘れ様としたけど
綺麗過ぎて 離れて逝かず…
疲れ果てた 躯と心が物語った
優しい声に 包まれて…

天空の狭間から 見える
白い闇に 願いを込めて
廻る時の中 ずっと…
傍に居たいのに…

「求めてる程 切なくなって
愛してた程 僕は現実…」

何時の日か失った
夢を見続けて居た
僕は 又独りきりになり
闇を照らす 光に
手を差し延べ逝くよ…
そっと… 瞼を閉じながら…

最後に見た記憶
忘れ様としたけど
綺麗過ぎて 離れて逝かず…
疲れ果てた 躯と心が物語った
優しい声に 包まれて…

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