Lia

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7/28/2022, 12:44:25 PM

酷静廻



光射す先
掌を伸ばし
走り続け

ずっと 抱え込み
求め願う・・・

遠過ぎた
光の渦の中
追い掛け

ずっと 耐えては
流れ祈る・・・


私が逝く導きは
果てし無くて
届か無い世界で

誰も居ない空間
視え無い孤独
触れられる事も

「何モ無イ 私ハ 何故・・・」


眩い狭間
朱く・・・ 黒く・

7/27/2022, 11:10:44 AM

揺り籠




揺れる揺り籠で 眠る
もう一人の私が居た…

安らぎを求めて 深く
寄り添い続け哭いた…

産み堕ちた罰で
生き定めた罪を

きざまれた傷が
物語る不条理は

哀しくて 切なくて
巡り逢う 必然の時

揺れる揺り籠で 眠る
もう一人の私が居た…

安らぎを求めて 深く
寄り添い続け哭いた…

何時か朽ちる躯 貴女
在るべき場所に 還り…

私は犯した過ち 奈落
堕ちて貴女の幸 願う…

どうか 其れ迄
私の中 揺り籠
安らかに眠れ…

7/26/2022, 10:02:19 AM

散リ雫・・・



愛しさの刹那
鼓動は弱く
締め付けられる想い

闇世の中嘆き
聲を響かせ
問い掛け続けた言葉

記憶と瞳に
刻まれて

止まら無い
叶わぬ雫

「私ノ 無力・・・」

そっと優しく
抱き締め
聲枯れる迄 ずっと・・・

小さな躯の姿
口付けて
私の想いを ずっと・・・

捧げる私の髪
祈り続け
残した感覚 ずっと・・・

せめて無力な・・・

私の掌で・・・

私の温もりで・・・


「夢を視ながら・・・」

7/25/2022, 10:19:33 AM

堕天籠



咎めた愚者の
嗤い聲が
導く先に視た背景

逃れる術無く
閉ざした
重く歪めた黒黎地

暗闇に灯した
焔は揺らめき

幻影が微笑み
私に忍び寄る

快楽的悲壮の籠
優しく揺られ

狂乱的優越の鎖
軋み響き嗤う

其の謳聲は
愛しさの至上に
飼い殺され

囁く言葉は
恋しさの詩情の
独裁の誠意


「望ンダ貴女ト貴方・・・」

「選ンダ貴方ハ貴女・・・」


私ニハ権利等・・・

7/24/2022, 10:10:40 AM

背徳




塞ぎ込み
否定し続け生きた

押し殺し
偽りの道を歩んで

記憶に刻み 失った…

過ちの時
正当性理論列べて

独裁の夢
犠牲を踏みにじり

脳裏に刻み 堕ちた…

愚かな
生きざまの果ての
堕落者…

歪んで
浅ましく逝き着く
偽善者…


最後に残したのは…

「 」

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