11/10/2025, 11:23:48 AM
もし君の為に上京して、君と僕の家が今よりもっと近くなって気軽に会えるようになったなら。
もし僕が風邪をひいた時、身寄りの無い僕を見兼ねた君がお見舞いに来て看病してくれたりして。
数日後に君も風邪を引いただの言ったりするような、僕の風邪が君にも移っちゃう事があるのかな。
そんなにもっと君と近くに居られるのなら、幸せだろうなぁって思うなぁ。風邪を引くのも君に会える口実のひとつになって、またひとつのお揃いを増やして笑ってって過ごせる日々がもしかしたら存在するのかなぁ。
10/11/2025, 12:58:37 PM
お祭りの後は、私の足跡とエスカレーターの案内音声しか響かない。
10/10/2025, 7:37:55 AM
もし君との子供ができたなら、
女の子には君の。
男の子には私の渾名を譲りたかった。
そうすれば、君の本名を死ぬその時まで幾ら呼ぼうと、今まで呼んで来た君の名前から思い出が薄れる事は無いだろうから。
9/26/2025, 12:48:51 PM
コーヒーが冷めないうちに。
私の心が冷めないうちに。
私の言葉が嘘となって仕舞う前に、
もう一度、帰って来て。
9/7/2025, 11:45:24 AM
【 】
自分が辛い環境に居た時、月は月に見えた。どれ程欠けて居ようと、どれ程満ちていようと、輝きを放っては美しい玉であった。時に月に思いを馳せ、縋るように見詰めていた。
自由を手にした。月はただの光っている円に見えた。如何してあの頃はあんなただの光るだけの円に縋り、美しいと魅入って居たのか。小さな幸せは幸せの内には見付ける事が難しいらしい。
偶に今でも綺麗に見える事はあった。其れは、欠けた三日月が濃いオレンジ色に染められている時に対しての感情だった。けれど、満ちた月と同様。如何してただの欠けた月マークを相手に魅了されて居たのか。遂には分からなく成って仕舞った。