6/6/2024, 2:42:31 PM
人生を諦めたくなる時期というものは誰しもに訪れると思っている
ただ私はその時期が少し早く訪れて、ただそれが取り返しのつかないものだった。
ただ、それだけの話
「こかぜ〜依頼よ〜」
「はーい」
私の名前はこかぜ、この街では至って普通の《殺し屋》である
6/5/2024, 2:01:17 PM
ずさんに管理された制服を着て
今日も俺は登校する
六月にしては暑い今日の気温をスマホで確認しながらバスに乗り、チャットに返答する。
気がついた頃には目的のバス停に着く
バス停と学校は近いので、少し歩いて学校の門を潜りそクラスに向かい自分の机に着席する
何気ない田舎学生の、何気ない生活の一部
そんな代わり映えのしない日常
放課後、そんな日常が崩れていく音がした
「お前、罰ゲームで裏山独りで行けよ。」
そんなことを言われ、俺は独りで幽霊が出るとウワサの裏山に放課後行くことになった
「うぅ〜」
そんなうめき声みたいな声にすら成っていない音の様なものを吐き出しながら奥に向かう
そこには爆破されたコンクリート製の建物の様な跡と
一人の眠った男性のような人影が見えた
そっと近ずいて見ると、何がトリガーとなったかは分からないが目を開ける男性
「はじめましてますたー……システムの準備はできました」
これは俺に『誰にも言えない秘密』ができた瞬間であった