ひらり
ほらひらりひらり風に舞う
光にさ目を覚まして
思いを…
君と見た虹
あの日あの夏子ので2人で虹を見た
そして10年経った今もここで君と虹を見ている
僕の妻となった君と
あなたは誰
「誰かが来た」
私は神社の近くにいる
「顔が見えない、不審者?」
近くにいた母に抱きつく
母は何故か鳥居をくぐった
私もそれについて行った
くぐった先は全く違う世界に繋がっていた
周りにいた子供たちと遊んだ
母が「お母さんは?」
と笑顔で聞いた
「何言ってるの?お母さんはここにいるじゃん」
笑いながら母の方を振り返った
それは母ではなかった
私の顔から血の気が引くのが感じとれた
「あなたは誰」
怖くなって走った
くぐってきた鳥居をくぐって帰った
そこには母が
「お母さんお母さんお母さんだよね」
母にしがみついた
私は母に出会ったことによる安心感でポロポロ涙を流した
母は状況が飲み込めないようだったが
何も言わずただ頭を撫でて安心させてくれた
手紙の行方
昔私が小さかった頃に手紙を書いた
お母さんに
こう書いた「 」
母は嬉しそうに読んでくれた
私は大人になった
実家に帰ることがあった
ふと自分の部屋だったところに入った
するとそこには
私が子供の頃に作った図工の作品や自分の貰った賞状が部屋一面に
私の使っていた勉強机があった
懐かしく見ていた
座ってみたら思った以上に小さかった
昔ここで勉強していたことを思い出しながら
机に書いた落書きを見ていた
ふと引き出しにも書いていたことを思い出し開けてみると
そこには昔書いた手紙だった
実際何を書いたのかすっかり忘れていた
開いて見てみるとそこにはたった一言こう書かれていた
「ママいつもありがとう」
ああ
母に感謝なんて最近伝えたかな
お母さんありがとう
大好きだよ
輝き
みんなは心の内に輝きを秘めている
その輝きがいつ表に現れるか
それは誰もわからない
誰しもが同じ時に輝きを放つ訳では無い
その時を首を長くして待とう