魔法があるなら同じ地獄でもいいから
君が生きている世界に戻りたい
不可逆な事を考えるほど
君は私の魔法のような存在
もう何も聞きたくなくて
もう動けなくて
もう人なんて嫌いになって
独りで泣いていた
そんなトキに君の声がした
前を歩いているから
後ろにちゃんといるから
横で一緒に泣きながら歩こうよ
君のその声に
ワタシハまた歩きだせそうです
君に会った事もなかったけれど
未来は記憶してくれた
私はひたすら下ばかり見ていたけど
未来が記憶してくれてた未来に
君にちゃんと会う事ができたのだから
貴方がどんなに悲しくても笑わせるから
私はまた笑える
貴方がどんなに苦しくても前を向くから
私はまだあきらめない
貴方がまだ生きようとするから
私はココロがなんど砕けても集めて生きるんだ
うずくまって耳も塞ぎ独り泣いていた
何も見たくなくて下を向いて動けない
「大丈夫だよ」と誰かの声がした
少しだけ勇気を出して顔をあげたら
君の背中が見えたから
泣きながらでもまた立ち上がれたんだ
君の背中がなければ
私はずっとうずきまり独りで泣いていた