懐かしい教室
カーテンが揺れる
あなたに会ったのは
桜が散る春のことだった
一人で行動するのが好きで
子犬みたいな笑顔が
私の心をわしづかみにした
あなたはこの地で
何をしていますか
幸せな暮らしを送っていますか
誰かを幸せにしていますか
あなたが幸せなら
わたしも幸せだな
あの日の恋を
わたしは忘れません

悲しみの海の中を
泳いでゆく
一人ぼっちの夜
ひたすらに泳いで
あなたを探した
涙の理由なんて
あなたなら
きっと分かるはずよ
ただそばにいて
慰めてほしかった
ただ好きだって
言ってほしかった
あんなに愛してた
あなたはもう
ここにはいない

靴を脱いで
裸足で駆けた
ココロオドル、
懐かしさと
わくわくが
止まらない
あの街で
また君に
会いたいって
ちょっとだけ
思ったりした
まだ君は
この街に
いるのかい？
月に向かって
問いかけてみた
とある夜の物語

1日を完走した
この何でもない
ひとときに
束の間の休息
と題して
温かい紅茶を飲む
明日もまた
忙しくなるのかな
ゆっくりゆったり
時を眺めながら
湯気を見つめる
このひとときが
とても好きだ

暗闇を駆け上がる
扉が見える
力を込めて
押し開けた
そこに広がるのは
天に近い世界
花々が咲き誇り
木々は風に揺れた
あなたのことを
考えていたの
きっといつかは
笑顔のあなたに
会えると信じて