#忘れたくても忘れられない
どうしても、あなたとの記憶を全て無くしたかった。
今まで、嫌なことは全て眠って忘れてきた。
だから、これも眠って忘れようとしたんだ。
でも、ダメだった。忘れちゃダメだって言われてるように、朝起きる度にフラッシュバック。
終に、夢にまで見るようになった。
辛い。辛い。
つらい。
つらいよ…
あ、いい事思いついた。
ここで、これで眠れば、全て無くせるじゃん。
そう、何もかも。
やっと楽になれる、
軽くなった胸を抱え、天から伸びる救いの手に、自分の手を掛けた。
命が燃え尽きるまで
ある日、出会った。命が燃え尽きる、その時まで、守り抜きたい、そう思える人に。
それからは、その人に全てをかけた。その言葉通り、この命が、燃え尽きるまで。
カレンダー
カレンダーをめくると来月の予定。あと1ヶ月もすれば、好きなあの子の誕生日。去年はちょっとした小物っぽいものをプレゼントしたけど、今年は違う。去年よりもいいものをプレゼントして、手紙も添えて。その手紙には、告白付きで...
そんなことに思いを馳せながら、カレンダーの日付をなぞる。
喪失感
俺には相棒がいる。「いむくん」っていう相棒がさ。ずーっと一緒に、いむしょー、として活動してきたんだ。歳も一緒だったし、気があった。だから、いつでも一緒だったんだぁ...
でもある日、いなくなっちゃった、。...いや、正確には、「死んじゃった」、かな。じゃあ、相棒が「いる」っていうのはおかしかったねwいむくん、もともと余命宣告されてたんや。だから、いつかはいなくなっちゃうことは分かってたけど、やっぱり、な...いむくん、最後に言ってくれたんだ、
「僕がいなくなっても、僕のこと追ってきちゃだめだよ?初兎ちゃんはちゃんと最後まで生きて、初めてこっちに来れるんだから」
ッでもッ...そんな長く、待てないよ...ッ...今すぐにでも、そっちに行っちゃいたい、んだよ...
...ね、いむくん、俺は、ちゃんといむくんの相棒でいれた?いれたんだったらさ...
「他のもっといい相棒を見つけてよ」なんて...言わないでよ...ッ...いむくんじゃなきゃ、ダメだよ...