もう一度
貴男と巡り逢えたら
銀木犀の花を
一緒に見にいきたい
花言葉は
「初恋」
貴男は
「大人の初恋の人」
伝えたい
「もう、二度と離れたくない」
別れ際
キレイに終われることなんて
ほとんど ないよね
どちらかの一方通行
それは
終点に向かう片道切符
いつの間にか
どちらかが手に持ってる
着いた駅舎は
終点でもあり始発でもあって
傷ついた心を癒す場でもある
別れ際って
恋愛人生の駅舎ホームに
立つってことなのね
貴男からのLINE
待っても来なかった
私からのLINE
送っただけになった
たくさん
毎日 やりとりしてた
終わりは
着信音が聴けなかった
代わりに
私の泣き声が聞こえた
自転車に乗って
君と出逢ったバス停に行こう
向日葵の花と
君の気さくな笑顔が眩しくて
思わず声をかけた
思い出の場所に
今度は
僕だけじゃなくて
自転車の後ろに君を乗せて
私が愛してると言っても
貴男は同じ言葉を言わなかった
その時に 気づくべきだった
貴男にとっての私は
愛してると返す価値にない事を
せめて 強気に
私から別れを 言い出せたなら
今頃 新しい恋のひとつ
できていたのかしら