イブの夜
みんながハッピーの中こんなこと書くのはよくないと思うけど
みんなが友達、恋人、家族と楽しくごちそう食べたりしてる時私は
インフルエンザ。
マジ最悪。
神様。なんか私悪いことしたかな?
こんなのないでしょぉ!
もうしょうがないからいいけど、意地悪な神様に一つだけ本当にこれだけはお願いしたい。
家族にうつさないで。
苦しみを家族にうつさないで。
お願いします。
みなさん。よいクリスマスを。
大空にむかって思い切り叫びたい
気に食わないことを、
大嫌いなことを、
苦しみを悲しみを、
腹が立ってることを、
全部全部誰もいないところで叫びたい。
人間ってなんでこんなに感情に振り回されるんだろう。
めんどう。
風邪
「はぁー。きつ。」
ため息をついた時玄関の方から音がした。
誰だ?
鍵を持ってるのは母さん、父さん、恋人のユメだ。
「おー。大丈夫か。お前。」
父さんだった。
「父さん。」
「ヒロ。元気にしてるかと思ってきてみたら、元気じゃなさそうだな?」
「・・・・・・そうだな元気じゃない。これっぽっちも。
キツい。地獄。死にそう。」
気分は最悪だ。
一人暮らしをしてから初めて風邪になった。
きつくて何もできなくてどうしようかとしていた時に父さんが登場だ。
まさに救世主。
「おー。じゃあ、来てよかったなぁ。
待ってろ。なんか作ってやるから。」
待ってくれ。
父さん・・・・・・
「料理の腕壊滅的だったよな。」
「ははっ。まあ、やってみる。
息子の一大事に父さんが料理振る舞ってあげるかなぁ!」
「食べれるものをお願い。」
父さんはニカっとわらってキッチンの方に向かった。
「よぉーし!できたぞ!父さん特製、豚汁だ!!!
この冬にはやっぱり体温まる豚汁だな!」
これ、食べれるのか。
出来上がった豚汁は不恰好な形をしていた。
「いただきます。」
「おう!」
一口パクリ。
決してうまいとは言えない微妙な味だった。
でも、あったかい本当に父さん特製の味がした。
「どうだ?」
「ありがとな。」
「おう!!困ったときはいつでも頼れよ。」
体がポカポカあったかかった。
熱のせいか。
父さんの豚汁のせいか。
答えは明白だった。
ありがとな。父さん。
雪を待つ
「ねぇ、お母さん。雪ふってほしいなぁ。」
私のかわいいかわいい一人娘がクリクリした大きな瞳で言ってきた。
「うん。ゆうがサンタさんにお願いしてみ?
雪が欲しいって。」
「サンタさんが雪をくれるの?ふらせてくれるの?」
「うん。降るよ。ゆうがお願いするならね。」
ゆうの願いはなんでも叶えるからね。
だから来年も再来年も永遠に元気で優しい子でいてね。
ゆうが幸せで笑顔でいてくれるなら
それだけでお母さん満足だから。
愛しい娘に優しく微笑んで、
上に手をかざした。
上からは
冷たいけど、どこか温かい雪が
降ってきた。