空想！仮想！理想！
待ちくたびれたよ
さあ野暮なことは言わず
僕と一緒に眠ってくれ

「現実逃避」

生きててよかったと思えている

信じられないかもしれないけど
本当に心から思えているんだ

だから1%の可能性と
自分自身に向かい合い
何故と問いかけ続けることを

どうか諦めないで

「君は今」

なんとなく
こんなふうな
そんなかんじで

人の心持ちは
自然と生きている

「物憂げな空」

厳冬の夜
小さな窓から粉雪の
しんしんと積もる音がする

ロウソクひとつ灯った部屋で
黒い丸まりを膝に暖を取る

小さな仄明かりを前にふと息を吐く

映る影と尖った耳が揺れて

いずれ訪れる火が消え入る瞬間を
連想しては号泣し鼻を啜る人間に

怪訝そうに緑色の片目を開けた

停電はまだ復旧しないみたいだ
マイプレシャス

「小さな命」

対象を思いやり歩み寄る
その先に確かにあるもの

この世の生きとし生けるものすべて

現実味が無いのは当然で
みな自分の思いしか知り得ない

どちらかが　お互いが
大胆に　臆病に
つめたく　あたたかい

報われることだけを求めず

そのときに放つ色彩は
尊いとしか形容し難い

熟れないうちは気恥ずかしさで
万物に許しを乞いたく

「Love you」