2022年の1年間を振り返ると、最初に思い浮かぶ言葉は「再生」かも。
ずっとこのまま続くだろうと思っていたことが、春に一度完全に止まってしまって。
そこで出会った新しいものにたくさんの力を貰いながら、
少しずつ、一つずつ、やり直して、再構築して、
止まってしまった自分の「続き」をまた歩けるように。
願う未来へ辿り着けるように。
色にたとえるなら「白色」です。
来年の今ごろには、色付いていられたらいいなあ。
『みかん』
オレンジ色が、最初のイメージ。
なんとなく、その色を身に着けていることが多いような気がしたから。
それからすぐ、陽だまりの中でにこにこしている大型犬みたいな笑顔をする人だな、と気付いた。
とはいえ仕事以外で自分たちがする会話と言えば、「今日と週末の天気」くらいしか幅がなくて、まったく友人ですらない。
それでも、晴れの日が好きで雨が苦手なことくらいは知ってる。だから週間天気予報を見るたびに、そこに並ぶ太陽の色を数えて一喜一憂してみたり。
でもこっちの勝手な心配なんてどこ吹く風。
どんより雨続きの日々の中でも、ぜんぜん機嫌良く楽しそうに笑ってる。
大丈夫なんじゃん。
ちょっと騙されたような気分になって、心の中で軽く突き放した。
もう、気にしないようにする。
そう決めたはずなのに、眠る前、起きた時、親友とごはん食べてる時。
--街中でオレンジ色の小物を見掛けた時は、特に。
その溶けそうな笑顔ばかり思い出す。
だからもう、どんな色が好き? と訊かれた時の答えはこれ。
「みかん色です」
『冬休み』
今日、ちょうどそのことを考えてた。
何をしてみようか。
小旅行? 雪を見に行くのもいいね。
でも今年はクリスマスにたくさん見たから、雪景色よりもあったいところに行きたいかな。
温泉入りたいね。
入りたいねえ。
そして美味しいものを食べる!
ごはんの価値観おんなじなの、幸せだね。
まあ、好きな食べ物はぜんぜん違うけどね。
たまに一口味見させてもらうのが楽しいんだよね。
もし学生の頃に出会ってたら、いっしょにどんな冬休みを過ごしてたと思う?
あー…お金なかったから…。旅行はむり。
そうだよねえ。
あ、バイト終わりに肉まん差し入れに行くよ。冬の夜道で食べる肉まん、すごい好きだった。
神じゃん。
そんで手を繋いで帰ろー。アパート近くのコンビニで食料買い込んで、ふたりで夜通し映画を見る。お笑いでも可。
それさ、今となにが違うん?
今日、ちょうどそのことを考えてた。
いつ、どこで、どんなふうに出会ったとしても、きっと今とおんなじふたりになるよ。
手ぶくろ、自分で使う習慣がないので、何かあるかなあと思い巡らせて出てきたのは二次元のキャラクターがよく付けてる短いもの。
指だけを覆って、手首あたりは素肌が出ているタイプの。
名前を調べたら「ハーフグローブ」「ハーフパームグローブ」と言うらしい。
そのサジェストに「なぜ」「用途」って付いてくるの面白かった。