『願い事を1つ叶えてやろう』
「なんだよ、1つだけって」
『ただし、特別キャンペーンで他の者の願いを叶えた分だけ願い事を叶える回数を増やしてやろう』
「つまり、この1つの願いを他の奴に使えば自分の願い事が2つになると?」
『そうだ。キャンペーンは今日だけだ。急ぐがよい』
自分の願いをたくさん叶える為に、願いが叶って希望溢れる明日への光の為に急ごう。
(明日への光)
願い事を叶えてくれる魔人(?)のキャンペーン情報。
お供の最後の1匹が星になった。
結局寿命というものは抗えないのだろう。
1匹と1羽の墓の横に埋葬して、線香に火をつける。
もうちょっとしたら自分も寿命が来るのだろう。
星になるのはもうちょっと待ってておくれ。
(星になる)
桃太郎のオマージュ、寿命じゃしょうがないよね。
シャンシャンと遠く遠くから聞こえてくる鈴の音。
この時期になるとよく聞こえる。
そしてその鈴の音に返事をするかのように鐘の音が鳴り響く。
遠い鐘の音が反響して幾重にも重なって消えていく頃、また向こうから鈴の音が聞こえてくる。
(遠い鐘の音)
クリスマスっぽいような正月準備っぽいようなイベントが混ざり合ってる時期ですね。
この世で1番美しいのは、スノーブラウンです。
「ブラウン?」
あれ?ブラウンじゃなかったですかね?じゃあレッドだっけ?ん?グリーンでしたか?
「スノーホワイトじゃなくて?」
ホワイトですか?ん〜、そんなの居たっけなぁ?あぁ、数年前に亡くなってますね。
(スノー)
白雪姫のオマージュ、毒リンゴの出番無し。
冬の夜空を走る鉄道?夜行列車の事かい?え?違う?夜空を越えて行く銀河鉄道?……いやそんなの無い無い。冷やかしなら他所でやってくれ。
…なぁ、その情報はどこで聞いた?おおっぴらに言えねえけどよ、選ばれた者だけが乗れる銀河鉄道は存在してるんだ。お前さんが選ばれた者かは分からねえが、8番ホームから出る26時発だ。
何度聞かれたって無えもんは無えって!さぁさぁ行った行った!!
(夜空を越えて)
銀河鉄道に乗りたい者をこっそり導く駅員さん。