オリオン

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11/17/2024, 11:19:11 AM

冬になったら

何回目の冬になる?
いつもと違う気がする。
毎年そんな気がする。
同じ日なんて無いし、同じ季節もない。昨日と同じ事していても感情はオリのように何かが積もり濁り、同じ顔には見えない。

さあ、もうすぐあのさむ~い厳しい冬がやってくる。心の準備はできましたか?お布団はふわふわもこもこにして電気毛布もオッケーです。服も靴下も裏地がふわふわのあったか~いもの用意しました。カーペットも厚いふわふわで電気カーペットもオッケーです。寒い日々こもり人の
自分のために読む本は沢山用意出来ました。

冬になったら空を見上げはらはら落ちてくる牡丹雪に声をかけましょう。びゅーびゅー吹雪く空に向かって大きな声で呼んでみてもいいですか?

貴方…そちらも寒いですか?
もう何も感じませんか?そこから私が見えますか?それともこの冷たい風は貴方から吹いていますか?この雪も風も光も陽だまりも全てに貴方を感じます。
愛していました…そっと声に出して伝えてみます。
冬になったら…。

11/16/2024, 2:11:08 PM

はなればなれ
はなればなれ…なんて寂しいひびきだろう。何か明るく前向きになるような言葉は出ないものか…。
私と彼は生まれる前、天国で1つの生き物でそれぞれが生まれる場所を見つけ、記憶を無くし離れ離れになりお互い分からないまま生まれ落ちた。後から聞けば似たような境遇でそれぞれ育ち、出会うべくして出会った。運命を初めて理解した時だ。初めて目が合った時、カミナリが落ちたかの様に全身に電気が走りひと目でわかったのだった。私のカタワレだ!と。彼はどうだったのか、わからないねと言うけど。信じ難いけど本当に体験した事なのだから疑いようが無い。赤ちゃんの時並んでたらしく、あれから60年が流れ多分死が2人を分かつまで一緒に生きるのだろうと思う。ケンカ振るのはいつも私。すぐ忘れるのも私。もしかして死ぬ時も一緒なんだろうか?そして離れ離れになり、あの世で出会うのか。現世では何を学び、どんな徳を積んだのか、話し合うのだろうか?一番は貴方のお陰で修行させて頂き成長させてもらえたことが嬉しいとお礼を言うつもりなのだけど、今は言わずにおきましょう。
多分来世でも夫婦の様な気がしますから。

11/15/2024, 12:41:04 PM

子猫
あの子、子猫みたいね。
なんて漫画みたいなセリフ、今時言う人がいるんだろうか?
そもそもどんな子よ、子猫みたいって。子猫に罪はないけど、良い意味?なの?可愛い感じ?会ったことないから分からないけど、自分が言われたら嬉しいのかな?猫でも犬でも子供は可愛いのは認める。まぁ人間の子供も可愛い子は居るこたあ居る。私も鬼じゃないから素直に認めるけど正直に言えば苦手です。動物も人間も、可愛い子猫さえも…。
生き物全てが苦手です。心の奥で残酷に感じられるときがあるのです。なんの感情も無い冷え冷えとした渇いた空気が奥の方から少しだけ覗きます。私はやはり鬼なのでしょうか?優しい笑顔、思いやりの声、温める仕草の手、全身で心配し全霊で尽くしている様に感じられる様に…両手で優しく包んであげましょう、怯えている子猫ちゃん。貴方は私を見抜いているの?だから震えているの?それならば教えて欲しい、私は何者?

今これを書いてることが生きがいになってる。まだ自分の事が分からないから、分かるまで掘り下げるにはこの言葉にするということ。自分でも気づかなかった想いがどんどん溢れてくる。結末も意外で自分でも驚くことがある。そしてあまりにも私は人間は奥が深く底なし沼のようだ。小さいつまらない人間だと思っていたけど、その深淵は遠すぎてたどり着けそうもない。誰も知り得ない暗渠には何が埋まっているのだろうか?恐ろしくもあり楽しみでもある。私と一緒にもうしばらくお付き合いくださいませ。

11/14/2024, 10:31:41 AM

秋風
それは清々しいものなだろうか?
それは寒々としたものだろうか?
それは私を責めているものなのだろうか?それは私を心身共に冷ましてくれるものだろうか?
自分の体を両腕で抱き、足元を見ながら全身で包まれようか。それとも
顔を上げ髪の中に風を潜り込ませ左右に頭をふってみようか。すれば哀しみや迷いを風が連れ去ってくれる、そんな気がして。少し大きく息をして冷たい風を胸の奥まで染み込ませ両腕を開いて無理をしてでも顔を上げよう。
前を向こう。
風の中に歩きだそう。
私はこれでこのままで、ありのままで、どうしようもない情けない自分のままで、いいじゃないか。もう赦してあげても。
ずっと赦せなくて責めて追い詰めて苦しくて死ねなくてもう少し生きていたくて。
あらゆる方向から吹き付けてくる冷たい風が、もうすぐ厳しい冬が来るよ、覚悟は良いかい、耐えて頑張って生き抜けば必ず春はやってくるから…と。きっと生きていて良かったと思えるからと秋風は背中を押してくれる。

11/13/2024, 11:42:09 AM

また会いましょう
またね~。じゃあまた!。またいつか❢。ほんとに?またがあると思ってる?本心からまた会いたい人?言葉だけが浮いて漂って雲のように消えて行く。でも、もう会えないとわかっていても言う時がある。これが今生の最後の別れを覚悟して、この言葉を噛み締めて発するとき、言葉にならないあふれる想いが胸を締め付けて、心ではどうどうと涙が流れていても決死の覚悟で笑顔を作り、また会いましょうと、心を込めたこともわからないように軽やかに去るのです。何度も何度も振り返り、貴方も同じ様に振り返るたび目が合って笑いあったね。またね、と。

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