despair.cry

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2/9/2024, 1:15:52 PM

 庭に花が数十本刺さったバケツがある。


名前なんて知らないが、立派なものだと思う。


 縁側から足だけを地につけてその中の十数本

を無造作に取る。


 軽く水を切って簡単に輪ゴムでまとめる。


 必要のない葉や茎は既に切り落としてある。


 彼奴がどんな花が好きなのか、俺は知らな

い。そもそも、花なんて手向けられて嬉しいの

かどうか。かく言う俺も特別花が好きというわ

けでない。


 不格好なハナタバを持って外へ出る。足取り

は軽くも重くもない。ただ、目にハイライトな

んてもんはないだろう。


ただ淡々と目的地へ。


あの日の、あの場所へ。



* #花束 No.17

2/7/2024, 10:17:33 AM

どこにも書けないこと、は…

ここにも書けないよ。

と、人差し指を立てながら不敵な笑みを貼り付

ける。

2/6/2024, 1:45:57 PM

 チク、タク、チク、タク…

 誰もいないこの部屋では秒針の音がよく聞こ

える。ましてや、夜もふけるとそれは顕著にな

る。


 なんだか、寂しい。…かも、しれない。


 1秒間は♩=60。これは心拍数に近く、安心

するような音楽になる。

「たまには、こんな曲も」

 ぼそっと呟いて、感傷的な僕はパソコンに向

かう。


(追記:ハートが200超えました。いつもありが
とうございます…!)


* 時計の針 No.16

2/6/2024, 6:14:16 AM

溢れる気持ちが止まらない。

溢れた気持ちは雫となって頬を伝った。

2/4/2024, 11:57:59 AM

 きす、…って。


 なんとも難しいお題だ。なんせ僕に色恋の感

情は皆無に等しい。自分自身をどちらの性別で

もないと位置づけ、誰かに恋愛感情を抱いたこ

となどない。


 でもきっと、〝好きな人〟とするKissは僕を

あたたかい気持ちにさせるのだろうか。


* Kiss No.15

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