【ティーカップ】
キレイな花のドレスを着せて
火照ったオレをテーブルの上に乗せた君。
君からそのあたたいものが
たくさん注がれて満たされるのが好き。
ミルクを注いで
更に甘くして
中でかき混ぜて
更に熱くなったオレの体を持ち上げて
引き寄せて君は優しく口付ける。
何度も 何度も 注いで
カラカラになるまで。
君はいつだって「おかわり」を望む。
オレもソレを望んでいる。
さあ、召し上がれ。
【寂しくて】
オレには旦那も行為でのパートナー(初元カノ)もいる。
なのにどうしてオレは求めてしまうのか…。
心が満たされてないから?
それとも体か…?
相手からアプローチされたら
すぐその気になってしまう自分が忌々しい。
今日も元カレからのメッセージや
職場でのアプローチが止まらない。
それを無視してても少しは気になってしまう。
遺伝のせいなのか
嫌いな母が言っていた「体が寂しくなる」とは
まさにこの事なのか、「その通りだ」と悔しいながらも共感してしまう。
旦那との行為に満足していないせいか
現に今週の休みに別の男とプレイデートをしようかと
考えてしまっているオレの脳内と体は
実に『正直』である。
「いやダメだ。」と欲に葛藤しながら
暴走しそうな思考を抑えている。
【心の境界線】
オレの心の境界線は
初元カノ以外に超える者は居ない。
今まで初元カノを忘れるために
いろんな女や男と交際や関係があったが
どんな奴もダメだった。
オレは女も男も好きで
好意を持たれたり 興味があったらすぐに声をかけて
行為をしてみたりしたけど
やはりなにか物足りなくて続かなかった。
あの時の女も あの時の男も
今の旦那もそうだ。
認めてくれる人、受け止めてくれる人はいた。
でも誰もオレ自身を全て愛してくれる人は居なかった。
初元カノはどんなオレでもいつも通りに
オレに冷たかった。
恋愛に慣れているオレでも
なぜだか初元カノの前でだけでは
どうしたら良いか分からなくなってガチガチで
まるで思春期を迎えたばかりの子供のように
知能が低くなる。
ただ胸の中が『好き』でいっぱいになって
脳内がショートしそうになる。
そんなオレを「バカね」と初元カノは笑ってくれる。
多分そこなんだ。
その違いにオレは惚れているんだ。
他からすると理解できないだろう。
でもオレの好意を全否定してくれるのが
初元カノにとっての『愛情表現』なんだろうと
オレは思っている。
普段は連れなくて、冷たい態度で、
でも行為で2人きりの時は甘えるように求めてくれる…
そんな初元カノが好きなんだろう。
おたがい「離れたいけど離れられない」
「忘れなきゃいけないのに忘れられない」という呪縛にずっと囚われたままで、それがオレ達を
結んでいるのだろう。
オレで知った『快楽』に初元カノは執着している。
本人はそれを『性教育』と呼んでいる。
オレはその時にだけ『教師』『飼い主』『恋人』となる。
オレ達が結んでいるのは
ただ『孤独』『快楽』『迷い』『好奇心』があるから。
だから離れられない。
たとえ『禁断の恋』だとしても…。
『忘れられない。』
その思いのせいで
オレ達はひたすら堕ちていくだけなのだろう。
ほら、まだあの感覚が
『体』に覚えている…。
【透明な羽根】
こんな魅力的なオレに好まれて抱かれてるなんて
君はなんて幸せ者だと思う?
いつだって君は遠くて手の届かない場所にいる。
去ろうとすると引き止めてくるし
迫ろうとすると逃げるし
本当に君はよく分からないよね。
実は君にずーっと結婚指輪を渡したくて
うずうずしている。
君も本当は望んでるのだろ?
この誰もが虜になるオレを
君はそうやってわざと連れなくして
オレを逃がさないようにしているのだろ?
大丈夫。
君以外にオレはどこにも行かないよ。
たとえ他に目移りや体を許しても
心はずっと君のものだから。
これでもオレは『遊び』と『本気』の区別が
ちゃんとできる男だよ?
オレは君を絶対に逃がさないし、
忘れないし、愛してる。
どれだけオレが君に惚れてるかわかってるだろ?
君の嫌いなキスはしないし
体だって大切に扱ってるし
君の心に向き合って話してる。
悔しいけど君の恋心にも応援してる。
君がオレを求めてるところも好きだし
オレに呆れて冷たい態度をするところも好き。
それほど君を愛してるよ。
友達、恋人、家族以上に。
君のためなら何でもするよ。
金も、体も、心も、命も、人生も。
全部君に あげる。
だからずっと
オレだけの天使で居て。
【冬支度】
(※性的表現有り 🔞)
やあ 物好きさん達
オレだよ
寒くなってきたね
ベッドに厚めのふわふわの毛布を準備する頃かな?
そんな君にすぐに温まる方法を教えてあげるよ
扉をしめて
窓をしめて
服を脱いで
ベッドに入って
ってことで
布団を被ったまま 汗だくになるまで
オレと行為しよ♪
寒いのに熱いなんて
こんな贅沢なことないよ
一緒に気持ちよくなって
あたたまろう?
おいで♪