NoName

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3/5/2023, 10:01:41 PM

…あ。書いてなかった。そんなことを思い出したのは歯磨きをして布団に潜った時だった。時すでに遅し、もう起きられない。明日起きて書くしかないか。そう思い、もう一度布団を深く被り直す。悩んでいる間にすっかり暖まった布団の中でたまにはいいじゃないか、と自分に言い訳をした。(朝は見事に寝坊しました。)

3/4/2023, 12:47:37 PM

拝啓、大好きな貴方へ。貴方は、いつか死んでしまうだろう。私よりずっと長く生きた貴方は、私よりもずっと先に。だけどどうか、もう少しだけ。もう少しだけでいいから。私にその笑顔を、見せてはくれないだろうか。

3/3/2023, 11:14:34 AM

…誰かの歌う声がする。ちょうどこれを聴いたのは、確か一年前。あの子の歌は、聴いていて心地が良い。「また来年」なんて、私に向かって笑いかけてくれるから。私はあの子がかけてくれたお布団の中で、また会える日を楽しみに思いながら、静かに目を閉じた。

3/2/2023, 9:20:45 PM

ない、ない、ないないないない!…おかしい。確かにこの前まであったはずなのに。どこを探しても、何を思い出そうとしても、見つからない。探し続けて3日が経った時、私はとあることに気がついた。これだけ探してないんだから、違う人が持ってるのかもしれない。もう、私はそう信じるしかなかった。それが、私の最後の希望だった。