11/15/2024, 10:53:10 AM
キキーッッ
車のブレーキ音とぶつかった鈍い音
雨の日、夜道を彷徨いながら
美しい毛並みの白い子猫
車に轢かれそうで咄嗟に走り出したけど
とっても小さい子猫だったから
すり抜けられたかもしれない
けど後悔はしてない
私に心配そうに擦り寄ってくれる子猫が
愛おしくて、悲しくかったから
11/9/2024, 5:46:18 AM
私が恋してることは意味がないことなの?
政略結婚を望まれたって私は違う人に恋をする
だって、運命的な結婚の方が美しいでしょう?
私が手を伸ばす先には政略結婚はない
運命的な恋がしたい
誰に嫌われても気にしないほど
熱い恋がしたい
待ち焦がれてるのに
私の運命の人は
来てくれない
11/7/2024, 7:58:12 AM
札幌の寒空の下
沢山の人に溢れて
白くて柔らかい雨が落ちる
少し熱くてすぐ冷める
久しぶりに流す雨
でも、心の中は大雨で
泣き叫んでも届かない
顔には出ずに涙が一筋だけ
気づいた時には
私を心配して
私を見てくれる人は
1人もいなかった
11/1/2024, 10:23:36 AM
あぁ、愛しい人…
私は嘘を言いませんから…
私を信じて下さい…っ
永遠に愛して…
来世でも愛すと誓います…
だから、だからっ
その女から離れてっ…
私は貴方の隣がいい
その女には相応しくないっ…
だってその女…
化けの皮を何枚も被ってる詐欺師だもの
10/27/2024, 8:53:53 PM
お昼には姫様と王子様は
お庭でお茶をするのが日課だ
紅茶の香りと甘い茶菓子が
姫様と王子様の良い雰囲気を
よりあたたかくさせる
私も手作りの茶菓子や紅茶を
姫様と王子様がいただいてくれて
心からホッとする
他の人達もそうだろう
ある日、私が休みだった日
他の女が茶と茶菓子を出した
その中には、毒が含まれていて
姫様と王子様は倒れた
そこで私は誓った
『聖女から逃げず、人々を救う』と…