「モノクロ」

この世界は曖昧なことばかりだ
何が正解で不正解なのか答えがない
正解が分かればどんなに生きやすいだろう
いっその事モノクロみたいな単純な世界だったら
と思わなくもない
そんな世界だからこそ、何かに誰かにすがりたくなる
そして誰かの色に染まっていく

「涙の跡」
思わずその頬に触れたくなる
綺麗で儚いものだ
その人の思いや感情が溢れ出したもの
だからだろうか
消えたくなるほどの苦しみや哀しみが
そこにあるからだろうか　

「好き、嫌い、」
小さい頃好きな人を思い浮かべながら、
花占いをやっていたことを思い出した
「好き、」で終わったら嬉しくなって
「嫌い、」で終わったら悲しくなって
いつからその純粋さ、真っ直ぐさはなくなって
しまったんだろう
自分の気持ちに真っ直ぐであれたら、どんなに
楽だろうか

「君と歩いた道」
君と歩いた道、そう一緒に振り返る
人は今までいない
いつか歩んできた道を一緒に
振り返れるような人と、出会う事は
出来るのだろうか

「明日に向かって歩く、でも」
日々、明日という未来に向かって、
今日という日を歩いている。
でも、どうしようもなく苦しくなる
立ち止まることもできない
いつか、最高の人生だったと思える日が
くるのだろうか
正解がないって苦しいな
皆、幸せになるために生きていきたいはずなのに
ただ言えることは、今日という日を、今を全う
できただけで本当に素晴らしい