透明

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7/2/2023, 7:32:40 AM

【窓越しに見えるのは】


充実してると思われる庭園

微かに聴こえてくる家族団欒の声色は

部屋の明かりが一つもない家へ

向かう僕には何処か残酷で哀しくて

窓越しに伝わる幸せは本当の幸せなのか

僕にはまだ分からない答え





7/1/2023, 12:47:12 AM

【赤い糸】


僕の小指が切断されても

お姫様との運命の赤い糸は

何があっても離したりしない

君と永遠に運命の人でいたいんだ

6/29/2023, 10:25:14 AM

【入道雲】


近所の家から聴こえてくる風鈴の音色。

窓がピシャリと閉じる音が重なる。

夏の風は君の髪をなびかせて

君は僕の偽名を呼んだ。

僕等は一本の傘を開かせた。

僕等は雲と同じようなものだ。

雲が覆い被さると雨が降ってくる。

龍愛を雨のように降り注げば

欲望と屈辱とに我が身がずぶ濡れになる。

蒸発した想いの行き先は何処へ。

6/29/2023, 8:59:49 AM

【夏】


君と春に出会い、夏に恋をし、
秋にお互いの誕生日を迎え、冬に別れを告げた。

君との思い出を振り返ると
夏が一番煌めいて、輝いてた。

ただ、僕の好きな季節は秋だ。

君の誕生日は歳をとっても忘れたくない。

6/26/2023, 11:01:14 PM

【君と最後に会った日】


君と最後に会うべきの日を
僕は避けてしまって後悔している。
君とは一生戻れない関係になって
絶縁とはこういうものかとひしひしと伝わる。

君の成人式も、君の結婚式も
僕は一番近くで眺めていたかった。
眺めることさえ許されなくて
僕の生きていた過去は
灰色の塊へと変化していった。

君に会いたいと願う日々は
僕には苦しすぎていつの日かやめたんだ。

ただ、君の幸せを願わせてくれ。

君の涙も、悔しがってる所も
何度も近くで見てきたけれど
僕は君の笑ったときが一番好きなんだ。

だから、君は幸せになってね。

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