【繊細な花】


だれかに踏み潰されたって
たとえ月日が経ち、枯れてしまっても
僕は君を決して忘れないから
また、来年も笑って咲かせてくれ
僕が君の水やり当番になるから

【1年後】


1年後、色んなことがきっと変化していて、きっとそのままのものもたくさんあるだろう。

僕が、1年後生きているかさえ誰も分からない。

1年経つ前に、変わっていてほしいことも、残っていてほしいものもあって。

僕は、1年後、笑ってあの世界にいたいのだ。

【子供の頃は】


我儘を言っても我儘だと認識していなかった
助けを求めても誰かが
聞いてくれるものだと信じて疑わなかった
謝ったら許してくれる世界だと思っていた


そんな過去の感情は
いつの間にか消えていて
消えた今は大人だと胸張って言える

大人になったら
助けてなんて言えなくなる

子供の頃が愛おしいと思う日々
子供の頃に戻りたいと思う日々

でも戻れない現実に
僕は子供の頃の僕に恋をした

きっと永遠に忘れられない恋だ