あなた好き
あなた嫌い
あなたどうでもいいって
いちいち伝わっちゃうのはもっと困るけどね。
(届かぬ想い)
心の弱い私には歯止めが利きません。
今日もあなたのお力が必要です。
後悔に滲む視線の先に神々しく光輝く
緑と黄色のボーダー、私の拠り所。
荒ぶる胃をたちどころに鎮めてくれる
「キャベ大明神!!」
成人は1回2錠、1日3回。
高温、直射日光を避け
小児の手の届かない所に保管して下さい。
(神様へ)
本日快晴。
うちのベランダで一人花見中。
前の芝生スペースに濃いピンクの八重桜、只今八分咲き。
たまに花びらがちらっと舞う。
ビニールシートひいて座ってたら尻が冷えてきたので
折り畳み椅子出してきましたよ。
室外機をテーブルにしてコンビニ弁当食べながら
ビール飲んでまーす。ホッホッホ。
前の棟にこのアプリやってる人いないかな?
手振ったりして。そしたらスゴいな。ないな?ないか。
花見で一杯。おお、快なり。
(快晴)
子供の頃、盛大にスッ転んだとき
痛いの痛いの遠いお山へ飛んでけ~
と、どこかの大人に言われたことがあった。
…なんだそれ?痛いのだけが飛んでいく?
妙にその言葉が引っ掛かった。
大人になればプラセボ効果ねと思えるが
当時子供だった私は全く理解出来てなかった。
そして罪悪感が襲ってきた。
遠いお山へ飛ばした痛みがそこの誰かにくっついて
ケガしてもいないのに痛み出すんじゃないかと。
いやそりゃ、だめだだめだ。どうしよう。
夜になって姉にその話をしたら
山じゃなくて空にすればいいじゃん。
と事も無げに教えてくれた。
なるほど空は広いし、鳥ならきっとよけてくれる。
空なら痛みを飛ばしても大丈夫!
それ以来、痛いの痛いの遠いお空へ飛んでけ~
と、自分もしくは誰かがケガしたときに言うことにした。
今もどっかの遠くの空には、私が無責任に飛ばした痛みが
たくさん浮いているに違いない。
(遠くの空へ)
温泉入って
「うえ~い」とか
ポン酒いただいて
「かーーーっ!」とか
布団に転がって
「ばふっ」とか
のびして足つって
「ピギャ!」
対話には言葉が必要だけど
つい出る言葉にならない言葉は
気持ちを伝えるだけなら
寧ろ雄弁な気がする。
(言葉にできない)