NoName

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3/24/2024, 7:30:46 AM

不思議なもんで、見たことも会ったこともない
これからも私の人生に決して交わることの無い人達の作品が
私の中で特別な存在になっている。
このアプリのお気に入りさんの作品達。

長くお休みしてたけど戻ってきてくれてホッとした
でも変わらない語り口で安心した、とか。
どんなテーマも、なくした大切な存在に
どうしても寄せてしまうんだな…とか。
実生活の方のあれやこれやが
常に根深く尾を引いてるんだなとか。
きたきた!待ってました!
一体どの脳ミソ通過したらこんな作品が作れるんだ?とかとか。

お気に入りさん自体のことを勝手に想像してたりもする。
ありがたいことに、たくさんのお気に入りさん達の作品が
いまや気になってしょうがない特別な存在になっている。

(特別な存在)

3/23/2024, 7:33:03 AM

バカみたい?
ここ数日の私の投稿の感想かな?
確かにここのところおかしなテンションだった気がする。

バカな人ってどんなんだろう?
損得勘定で動けない感じの人?…カッコいいじゃないか。
それにお節介が加わったら物語の主人公のようだ。
そういう人の側にいる大喰らいで呑気なキャラになって
いざってときに役に立ちたいわ。
振り回されても側にいて「バッカみたい!」とか言う
ツインテール女子もいいな。

それにしても今日はバカみたいに寒いな。
コタツに顔だけ出してもぐろう。
あ~温かい。

よく自嘲で私はバカみたいだと言って落ち込んでる人いるね。
大丈夫、自分を評価するってバカには出来ないから。
バカみたいな振る舞いをしてしまった
本当は利口な人だからね。

(バカみたい)

3/22/2024, 2:07:57 AM

朝起きて、今日はせわしいことがないから、のんびり顔を洗う。
近眼なので鏡に近づいて、たまには自分の顔をよく見てみる。
…!
純白の毛が鼻から一本のぞいている。
白髪?鼻毛の白髪?スゲー!え、いつから生えてんの?
ここまで伸びるまで気づかないなんて、ビックリだ。
鼻の中は黒毛ばかりで居心地悪かったろうに
よくぞ成長したもんだ。一人ぼっちでよく頑張った。
まあ、しかし見つけてしまった以上放置するわけにはいかない。
まだ鼻から出てきてはいないが抜かしてもらおう。
てやっ!!
・・・へっくしょい!

ん?…!
デジャブというやつか。
純白の毛が鼻から一本のぞいている。
いや、まあ二本あったんだな。白鼻毛。
そうか一人ぼっちではなかったのか。
ともに成長してきたんだな。悪い、悪い。
てやっ!!
・・・もうないな。
純白の二本の亡骸を一緒にティッシュに丸めて葬った。

(二人ぼっち)

3/21/2024, 7:10:56 AM

でっかく当たる宝くじを買う。
当選発表までの取らぬ狸の皮算用。
その間の夢を買うなんて人もいる。
何だその負け覚悟の格好つけは。
冗談じゃない、買わなきゃ当たらないから買うんじゃ!!

そして買ったその日から儀式は始まる。
当たれ~当たれ~と念を込める。キエェェェー!!
円を描くように踊りながら祈祷をする。ホニャラヘ~♪
神棚に上げて柏手を打つ。パンパーン!
夢が醒める(当選発表)その日まで
家族を涙目にさせる奇行は続く。

(夢が醒める前に)

3/20/2024, 7:29:08 AM

買い物帰り家に向かう途中、姉から電話がかかってきた。
なんでもないそうだが姉のなんでもないは特に長い。
通りかかった誰もいない公園のベンチに腰を落ち着ける。
いい天気だな…、姉と会話を続けながら青い空を見上げた。

突然ふわりと黒い翼が目の前に舞い降りた。
ベンチから2、3メートル。近い。
いつもいるカラスより若干小ぶり、メスかな?
美しい。艶やかな濡れ羽色に目を奪われた。
しゃべりながら自分を見つめる人間を不思議に思ったのか
カラスはこちらを向いて小首をかしげた。
(くわっ!くゎ・わ・い・い~~~~~!!)
可愛い!あざと可愛い!
吸い寄せられるように立ち上がり、一歩踏み出す。
逃げない。戸惑っているようだが逃げない。
戸惑ってる感が更にあざとい!
胸の高鳴りを抑え更に一歩…
急に無言になった私に姉が何かわめいている、知らん。
だがその目の泳いだほんの一瞬に、軽やかに半回転したカラスは
あわてて青い空へ飛び去ってしまった。
あぁ、行ってしまわれた…
いやはや、久しぶりに魂まで奪われてしまったな。フフッ。

ふいに電話がかかってきた。姉から…いけね、電話切れてた。
今のペナルティ分、更に長い通話が始まった。

(胸が高鳴る)

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