昨日は冬至だったので、夕飯にカボチャの煮物をいただき
夜はゆず湯に入った。
子供の時にゆず袋係に任ぜられて
当時、ガーゼを並み縫いして作った袋に
半分に切ったゆずを入れ、フロに浮かべた。
家族にいい香りだと言われると得意になったものだ。
今でもゆず袋係は続いているが
頑張って袋を縫ったりはしない。
三角コーナーのごみネットに
楊枝でアチコチぶっ刺したゆずを入れ
袋の上をキツく結んで、フロに浮かべる。
まあ、いい香りなのは変わらないので…
(ゆずの香り)
目に痛いくらい青い空みてると
あーーーーっ!
って大声をあげてみたくなるよね、たまに。
鬱屈した何かを大空に吐き出して
キレイな青を吸い込んで。
そんなことを考えるだけで
なんか泣けてきたり。
いつか誰もいないどこかに行けたら
気兼ねなく大声をあげてみたいね。
あーーーーっ!
ってね。
(大空)
今年も居間でクリスマスツリーを飾った。
金、銀のベルや丸い物体に赤いリボン。そして電飾。
このベルは飾りだから音は鳴らない。見て楽しむものだ。
それでも無理矢理振ってみる。
カサカサと軽い音がした。
だいたい一週間位飾って、クリスマスが終わったら
正月飾りに取って代わられる。
また来年のクリスマス一週間前までしまわれるツリーに飾り達。
しまう前にもう一回鳴らしてみるか。
カサカサっと。
(ベルの音)
美味しいものを食べる。
食べ始めは何とも幸せだ。
勢いよく食べ進めるも、やがてスピードが落ちる。
半分まで食べてしまった。
ここからは終わりに向かっていく。
食べたらこの幸せが終わってしまう。
急に寂しさに襲われる。
じゃあ食べるのをやめればいい?
それは無理だ。
この多幸感を手離せるわけがない。
そして最後の一口。
終わってしまった。
寂しい。が、満足でもある。
食事時、おやつ。毎回こんな感じ。
どうも語る程の寂しさとは無縁らしい。
(寂しさ)
まだ出番はないが、あまりに寒くなると
部屋着にどてらを羽織る。
もう何年の冬を一緒に過ごしてきただろう。
ポリエステルの安物で軽いのが取り柄だが
だいぶあちこち傷んできた。
どてらをタンスから出すときに
そろそろ暇を出した方がいいのかと思うこともあるが
結局そのまま数年が経ったな。
今冬もおそらく一緒に過ごすことになりそうだ。
針仕事は全く自信ないが、補修…してみるか。
(冬は一緒に)