私の家の割りと近くに城址公園がある。
からぼり位しかなく、少し遊具とベンチがある。
あとは散歩コース的な歩道が広大な芝生スペースを
ぐるりと囲んだ、ごく普通の公園である。
はっきり言って地元の散歩者がたまにいるレベルの人気である。
子供の頃はよく遊びに行ったな。
そこの芝生に寝転ぶのが好きだった。
大の字に仰向けに寝転ぶ。
秋晴れは特に気持ちがいい。天球は太陽と青一色。
手足をこれでもかと伸ばすと
地面の方が丸みを帯びてる気がして
今自分は地球をおんぶしてるような錯覚を覚える。
久しぶりに行って見ようかな。
寝転がりはしないけどね、大人の芝生まみれはキツいからね。
姉が小学校二年生の時、二つ下の私は来年小学校に上がる頃の話。
夏休みに姉が描いた絵が、ナントカ子供展に入賞した。
駅近くのビルで展示してるということで
母は姉と私を連れて見に行った。
ま、その辺は私の記憶にはない。
その帰り道、駅に向かう途中で交通事故を目撃した。
バイクに車が衝突したらしい。
前に通行人がたくさんいたし、小さかったので
衝突の瞬間は見えなかったが
大きなヒトガタが信じられない位の高さまで跳ねられて
落ちていくのが見えた。
翌朝、姉が新聞の地元の記事欄を見ても載ってなかったと
言ってたので命は助かったのだろうか。
あの光景は忘れたくても忘れられない。
その後だいぶたっても、例えが不謹慎かもしれないが
数学の授業で二次関数の山型グラフを見ただけでも
ゾッとする程だった。
中学生の時のこと。
昼休みになると学校の屋上への階段を昇ると
扉は鍵がかかってて外に出られないが
扉手前のスペースによく通った。
誰もいなくて静かで
昼の日が扉の針金の入った硝子部分から差し込む。
階段の一番上の段に休み時間中ずっと居座った。
よく学園ものの漫画等では屋上に生徒が自由に出てるが
私の行ってた学校は全て屋上が開いてたことないな。
まあ、開放してなくてよかった。
とてもいい居場所だったから。
やわらかな光に満ちたスペース。
ついまどろんで5時限目が始まってしまい
教室に戻らず保健室に行って仮病を使ったことまで
思い出してしまったわ。
何もかも皆懐かしい…
ガンバの冒険という昔のアニメ。
前は再放送をよくしてたのですが。
このアニメのラスボス
白イタチ ノロイ
まだまだ殺すな いつでも殺せる
ゆっくり殺そう たのしく殺そう
薄汚い… ネズミ共を…
(忠太訳)
いやもう怖い。
主人公が実際合間見える前の
想像段階で怖い。
「鋭い眼差し」を見た途端
ノロイの赤い目が浮かんだ。
ウチの自治体のゴミ捨てルールで
飲料パックは頭をひろげて、洗って乾燥させて
胴体と底接合部をハサミで切って、まとめて結わいて
二週間に一回の資源ゴミの日に出すことになっている。
まあ、面倒くさい。
私はコーヒーに牛乳を大量投入したり
お酒もまあ嗜むしで、二週に一回だと
飲料パックが結構な数になる。
飲み終わった空パックの頭をひろげて、水で洗うまではやるのだが
その後の工程は
「ある程度パックが溜まったらやろう」という明確な意思の元
コンロの後ろの空きスペースへ横倒しで積まれてゆく。
乾燥時間とハサミの使用、加えて口のあるパックは
口部分を切り取らねばならないという手間を考えれば
致し方無きこと。
そしてあっという間にコンロ後ろに天井近くまで
高く高くそびえる飲料パックタワーが成長していくのだ。
倒壊の恐れを見極め、やむを得ずタワーを解体して
残りの切る工程をまとめてやる。
結構な数なのでハサミを持つ手が痛くなる。
資源ゴミの日までこれを繰り返し、最後にまとめるのだ。
明日は資源ゴミの日だな。はあ、面倒くさい。