きっと絶え間なく頑張ってる人には
束の間の休息。
だらだら休み休み生きてる私には
束の間の人生。
息抜きの合間に人生やってるってセリフ
上手いこと言うなって思った。
誰か言ってたな。誰だっけ?
時計の針を回すだけの一日がまた終わる。
私が精一杯、力を込めて応援する日本代表のスポーツは
勝てない、勝ってくれない。直でではない。テレビ観戦でだ。
適当に観てれば勝つこともあるのだが
もし勝ってても私が真剣に見始めると逆転される。
サッカーもラグビーもバレーボールも、マラソンも
野球も水泳も体操もスキージャンプも。
いろいろなあれもこれもを思い出す。
なので大事な試合、負けられないだの、ここ一番だのは
もう観ない。
試合が始まったらテレビを消す。
居間で誰かが観戦するなら居間から消える。
そして、まんじりともせず結果を待つのだ。
勝ったら観なくて良かったとホッとし
負けたら私のせいじゃないとホッとする。
馬鹿にされようが可哀想がられようが
これが私の力を込めた応援なのだ。
頑張れニッポン!
「今」以外は全て過ぎた瞬間で過去だ。
想うことも想い始めはもう過去だ。
過ぎた日を想うというのは
一瞬一瞬に出来上がる過去の記憶を
時間で区切って「一日」としてまとめたものを
一日もしくは複数日をその頃として思い出すこと。
今を費やして頭の中で過去の追体験。
楽しい記憶だろうが悲しい記憶だろうが
自分の意思でやりたくてやってる時はいい。
けど、思い出したくもないのに
不意に勝手に始まるのは勘弁してほしい。
あれ、ホント何なんだろ。今がもったいない。
冬がくると、夜ベランダにあるポリバケツにゴミを捨てるとき
堂々としたオリオン座が目に入る。
ベランダの柵に寄り、見上げると
オリオンの右上に牡牛座、左斜め上に双子座。
そいで、オリオンの右肩ベテルギウスが
おおいぬ座のシリウスとこいぬ座のプロキオンとで作る
冬の大三角形。
シリウスと言えば
風の谷のナウシカの
「シリウスに向かって飛べ!」を思い出す。
冬の夜空は賑やかだ。
夜のゴミ捨てが楽しみな時期が近付いてきてる。
小学校低学年の頃、全校集会で「鬼のパンツ」を踊った。
いや、踊らされた。
低学年は各教室で前もって指導を受けて。
当日、一年生から六年生まで整列し
フニクリフニクラの曲に合わせて踊り始めた。
はこう はこう 鬼のパンツ~♪
のパンで全校一斉に手を叩く。
凄まじい音が響く。
児童、先生、校長までもが無表情に踊り続ける。
1回終わっても、また始まる。
思ってた以上に何度もリピートする。
何かの呪いのような光景だった。
そして大人になっても
あの振り付けは、あの替歌の歌詞は、呪われた光景は
脳裡にこびりついていて、油断すると脳内再生が始まる。