独白 2023/12/16
冬が嫌いだ。だったら夏の方がはるかにいい。
身軽な方が好きなのに、布を何枚も重ねて纏わないと己の体温の維持すらできない。
冷たい水、氷に触った時なんか最悪だ。一瞬で指先の僅かな温度が奪われていって、いつまで経っても戻ってこない。冷たさが痛みとして神経を伝って脳を刺激する。
夏が苦手な友人がいる。だったら冬の方が好きだそう。
冷たい空気を肺いっぱいに吸い込んだとき、冷えていく感覚が心地いいと聞いた。好きまでは至らないが、わからないでもないなと思った。
冷たい水も氷も、触れた後逆に温かくなるらしい。確かに、友人の手はいつでも暖かい。こんなに体の構造が違うのかと思った。同じ人間という種族なのに。
私は私で、友人は友人。
己ではない何もかも違う人とお互いの様々なことを共有して、楽しいを増やしていけたらそれはとても幸せなことだと思う。
独白 2023/12/13
今私がこうやって文章を書きながらベッドに横になることは、どれほどの奇跡の上に成り立っているのだろう。
もし、今まで事故にあって、病気になっていたら。
当たり前のように享受している今はきっとなかった。
そうやってもしもの世界を想像して、恐れ慄いて、存在することに感謝と少しの諦念を感じながら、今日も眠りにつく。
どうかどうか、いつか終わるとき、心安らかであれるようにと祈りながら。
【手を繋いで】2023/12/09
手を繋いで、手を取り合って。
手と手を合わせるという意味で、動きとしては同じだが意味合いが全く違う。
今自分のそれがどちらに該当するかは分からなかった。
描く未来が同じならきっとそれはどちらでもいいのだと、一旦の思考をそこで停止した。
今はただ、行く末を見守って。
【さよならは言わないで】2023/12/3
またね
独白【光と闇の狭間で】 2023/12/3
この世、なんでもバランスだなと毎日のように思う。
正義も悪もどちら側かから見た主観でしかなく、光と闇もきっと同じものなのだろう。
私は天邪鬼なので、光を目指そうと言われるといやいや闇も存在意義あるよと言いたくなる。実際そういうこともあると思う。
でも出来れば光と闇、正義と悪の間のグレーゾーンからみんなが他者を思いやることのできる世になればいい。