地図をみながら歩く。
ここは？自分は？
わからなくても歩く
自分が誰かわからなくとも。
動物園についた。
隣には誰かがいる。誰？
自分も誰？
みんな誰？
誰?誰?誰?
無くなった
記憶の地図────

ああ、どんな形でも。
君であるならば。
君が君であるなら。
それは君であるんだ。
美しい。
君がどんな形になろうとも。
美しいのは変わりないね。
君がどんな形でどんなに君かがわからなくなっても。
君であるならばそれはきっと
君は美しい──────────

人間って馬鹿らしい。
好きな人には何でもしてしまう。
まぁ俺も例外ではないのだろう。
好きな人に他に好きな人がいる。
そう言われてしまって諦めれますか？
好きな人がもし、犯罪をしてしまったら、肩を貸しますか？
大丈夫って、そういいますか？
好きな人のためならって。
そう、言うんですか？
それとも、正義ですか？
それとも、悪をとるか？
その選択はあなた次第、貴方自身。
恋か、愛か、それとも、悪、正義？────────

勝ち負けなんて気にするな。そう言うけどほんとにそう？
人間全員求めてるじゃん。
勝ち組負け組！！全員平等じゃないのかよ！？
産まれた時から勝ち負け？
勝ち負けなんて気にするなじゃないじゃん！
違うじゃん！それはさ！全員勝ちを求めてるじゃん！
俺だって勝ちを求めてる！
けどさ！勝ち負けなんて気にするなっていっても結局勝ち負けなんだよこの世界。
負けでもいいだろ。そう言っててもさ
結局みんな勝ち負けを気にするんだよ。
全部全部勝ち負けなんだよ
最初からこの世界は
勝ち負け！
全部勝ち負け！
結局全部勝ち負けの世界
勝ち負けなんて気にするな────────

さらさら
1、テスト
さら…さら……さらさら…しゃっ…しゃ
と聞こえる静かな教室にテスト用紙に書く鉛筆の音。
わからなくても考え続ける。さらさらとかかれる文字とは打って違ってぐるぐるぐるぐる考える。
さらさらわからなくてもかく。
書かなければ、いや書いたほうがいいから。

2、髪
君のさらさらの髪。
君の一つの個性の髪。
君が大好きな自分の髪。

3、砂
さらさらと手から落ちる砂、全部全部落ちていく。
まるで複雑な人間関係みたい。
落ちていく砂が少しだけ仲が良くても、疎遠になる人。
残っている砂がたまに合う仲が良い人。
そして、石が、ずっとずっと、友達、そして親友な人。