家で父が酒に酔って暴れるから
母は赤子だった弟を背負い
わたしの手をつないで
歩いたあの夜道
つきがまんまるで照らしてくれた
あの日の景色
母が弟やわたしに聞かせた
子守唄
忘れられない

願い事は
とりあえず平穏無事
天変地異や戦争が起きたら
日常なんてなくなってしまうから
それにしても彦星た織姫も
大変な役目を負わされたものです
心中お察しします

歳を重ねるごとに
考え方がズルくなる
汚くなる
わたしの空恋は
来世に委ねた

眠れない
眠りたい
YouTubeの
波の音に耳を澄ませて
無心になる
寝付くまでの時間が
もどかしい

制服汗で濡らして
友達と話しながら帰る道のり
暑さでしんどいって言うけど
みんなで集まる時間は
夏のお日様の下でも
長めにとるのね
今の子は群れたがるなぁ
そんな群れから
青い風が吹いた気がした